『部分断熱リフォームで高齢者が「健康」に
断熱リフォームによって住まい手の血圧が低下した──。ベターリビングは1月20日、同法人が設立した「健康長寿住宅エビデンス取得委員会」が実施した実験において、住宅の部分断熱リフォームが高齢者の「健康」に良い影響を与えることを実証したと発表した。
この実証実験は、住まいの暖かさの改善が住まい手の健康にどう影響するのかを調べることを目的に2011年から実施してきたものだ。築20年以上の戸建て住宅とその住まい手を対象に、部分断熱リフォームの前後で温熱環境や健康状態に関する指標を計測した。リビングやダイニングといった日常生活で利用頻度の高い部屋だけを対象とした比較的小規模な断熱リフォームで効果を検証できたことから、広く一般に訴求できる結果だとしている。』
(2015/02/25 日経テクノロジーon lineより抜粋)
「部分断熱リフォーム」ということは窓断熱や壁断熱だけのように見受けられますが、それでも健康効果が実証できたと言うことは、素晴らしいことです。
高齢者は部屋の急激な温度の変化に体がついていけなくて引き起こされる「ヒートショック」が命取りになることもあるだけに、断熱リフォームを施して、どの部屋も心地よい温度で過ごせる…そんな理想の居住空間に住まわせてあげたいですね。