「ペットリフォームはどんな工事なのか」「どういったことに注意すればいいか分からない」といったお悩みを抱いている方もいらっしゃるかと思います。
ペットリフォームについて基本的な知識を深めていただくことで、ご自宅の改善・グレードアップを計画していただけます。
この記事では、株式会社CloverHomeのペットリフォームについて、メリットの説明に始まり、施工内容・注意点・目安費用など順を追ってご紹介させていただきます。ぜひ記事の内容を読み、リフォームを行う際の参考にしてください。
ペットリフォームとは
ペットリフォームとは、ペットが日々快適に過ごせるように家の一部や生活動線を改良する工事です。ペットが怪我をしないように工夫したり、ストレスを感じないようにしたりすることが重要です。
他にも、臭いや騒音対策をすることで、日々の手入れをしやすくなります。家の修繕を行うため、部屋の中が綺麗になりペットだけでなく飼い主も過ごしやすい環境になります。
もしも、ペットにもっといい暮らしをさせたいと考えている方は、ぜひリフォームを検討してみてください。
ペットリフォームの3つのメリット
ペットリフォームには様々なメリットがあります。これから紹介するメリットを参考にしてリフォームを行うか検討してみてください。
1.ペットと快適に過ごせる
リフォームを行う大きなメリットとして、ペットと人が快適に過ごせるようになることです。
例えば、滑りづらいペット用フローリングに変更することで足腰の負担を減らして、怪我を防いだり遊びやすくなったりします。
他にも、断熱材を入れ家の温度を調整して快適な環境にすることで、ペットが快適に過ごせる空間になります。
こういったペットが快適に過ごせるようなリフォームを行うことが重要です。
2.騒音や臭いの対策ができる
防音性能が高い窓などを設置することで、騒音対策を行うこともできます。ペットの鳴き声が、場合によっては近隣トラブルになることもあるので、騒音対策を行うことも大切です。ペットも大きな音に敏感でストレスに感じることが多いため、騒音対策をすることはペット自身のためにもよいでしょう。
またリフォームを行うことで臭いの対策をすることもできます。壁材やフローリングを脱臭効果のついた商品に変更することで、日々の手入れが簡単になるためおすすめです。
3.お世話しやすくなる
リフォームすることでペットが快適に過ごせるだけでなく、日々のお世話をしやすくなるというメリットもあります。
例えば浴室や洗面台を広くすることで、ペットのシャンプーを行いやすくなります。
他にも、ペットのいたずら対策を行うことも重要です。網戸を頑丈なものに替えたりすると、ペットが引っ搔いても破れづらくなります。
このように工夫することで、ペットのいたずらを防いで日々のお世話がしやすくなります。
ペットリフォーム施工内容
ペットリフォームの施工内容についても紹介します。
壁関連の施工
ペットは壁で爪とぎをしたりすることがあるため、壁紙は破れにくいものに変えることをおすすめします。
ペット用の壁紙は抗菌や消臭効果が備わっているため、におい対策にもなります。珪藻土という材料が入った塗料を壁に塗ることで消臭・調湿効果を発揮するためおすすめです。
他にも、LIXILのエコカラットという壁材なら臭いの成分を吸着し、短時間で脱臭してくれます。
壁だけでなく、天井にも消臭・防音機能をリフォームで備えることも効果的です。これらの施工を施すことで、日々の手間を省くことができます。
参考:LIXIL エコカラット
https://www.ecocarat.jp/
床関連の施工
床が滑りやすいとペットの足腰に負担がかかり怪我をする可能性があるため、滑りにくい素材の床材に変更することをおすすめします。同時に耐水や耐アンモニアなどの機能が付いたペット用のフローリングに変更すると汚れや臭いが付きづらくなります。
例えば、Panasonicのペット用フローリングなら滑りづらくて手入れもしやすく、抗ウイルス効果も備わっているためおすすめです。
床暖房を導入することでペットが快適に過ごしやすくなります。他にも、ペットのトイレの失敗などの汚れが気になる場合、洗えるタイルカーペットなどを設置しておくとさらに日々の手入れが楽になります。
出典:Panasonic ベリティスフロアーわんにゃんSmile
https://sumai.panasonic.jp/interior/floor/lineup/flooring.php?name=veritis_wannyan_smile
窓関連の施工
窓に断熱性と防音効果を備えることで、ペットも人も快適に過ごせるようになります。
天井などに断熱材を入れる場合、大掛かりな工事になりますが、窓に断熱効果を取り入れるだけでも環境は変わります。特に窓に断熱効果を付けるリフォームで人気なのは内窓の設置です。
内窓を設置することで断熱効果と防音効果を一緒に発揮することができます。防音効果も高めることで、鳴き声などによる近隣トラブルを未然に防ぐことができます。
そのため、快適に過ごしつつ騒音トラブルを防ぎたい場合は、内窓を設置することをおすすめします。
他にも、網戸をステンレスの材質の物にすることで、ペットがひっかいても破れることを防ぐことも可能です。開閉できないフィックス窓を設置することで、ペットも外の景色を楽しむこともできます。
キッチン関連の施工
キッチンをリフォームすることで、ペットが安全に暮らせるようになります。
キッチンではペットが入ってくることがあり、火傷をしないようにチャイルドロックが付いたIHコンロに変えることをおすすめします。チャイルドロックが付いていることで、ペットが勝手に触ったとしても機能しないので安心です。
キッチンを対面式にすることで、料理をしながらリビングにいるペットを見守ることができます。ペットがキッチンに入らないようにするために、ベビーフェンスなどを設置することも効果的です。
水回り関連の施工
リフォームでお風呂を広くすることで、ペットの体を洗いやすくなります。
特に中型サイズのペットを洗う時、バスルームが狭いとしっかり洗うのが大変です。洗面台を広くすることで、小型のペットを洗いやすくなります。
そのため、洗面台や浴室を広くして、ペットのシャワーをスムーズに行えるようにすることをおすすめします。
他にも、ペットがよく水を飲む場合は、専用の水飲み場を設置することもおすすめです。ただ、ペットが水をこぼした時のことを考慮して、感電しないように電源の配置に気をつけるようにしましょう。
また、防水性の高い床材にすると水をこぼしても簡単に手入れが簡単になります。
扉関連の施工
ペットは時に自分でドアを開けることがあるため、開けにくいものなどに変えることをおすすめします。場合によっては、ペットがドアに挟まれてしまう危険性があります。
そのため、開けにくいドアに変更するかもしくはペット用の出入り口が付いたものに変更するようにしましょう。
遊び場関連の施工
遊び場の設置でおすすめなのが、キャットウォークです。
猫は高いところが好きな傾向にあるため、キャットウォークを設置することで家の中で遊びながら運動することができます。
また、デザインを工夫することによって一つのインテリアとしても活用することができます。
リフォームでペット専用の遊び場やお世話スペースをつくることもおすすめです。個体差はありますが、少し狭いスペースにすることでペットが快適に過ごすことができます。
他にも、ウッドデッキを設置することで、ペットが安心して走り回ることが可能です。ただ、素材が天然木の場合、劣化やささくれなどでペットが怪我する可能性があるため、耐久性のある樹脂製のものをおすすめします。
ペットリフォームの5つの注意点
ペットリフォームには、いくつか注意点も存在しています。注意点を理解しておくと、リフォームを成功させやすくなります。
1.ペットの怪我やストレスに注意する
工事中大きな音がすることが多く、ペットにストレスがかかってしまう可能性があるため、施工中は散歩に連れて行ったり、どこかに預けたりすることをおすすめします。
また、業者が置いている工具や釘などを口に入れてペットが怪我する可能性もあり大変危険です。業者が出入りする際に、ペットが勝手に外に出ていってしまう危険もあります。
そのため、工事中はペットの怪我やストレスなどにしっかりと配慮するようにしましょう。
2.落ち着ける環境を作る
ペットはリフォームが終わった後の変わってしまった部屋などに戸惑ってしまうことがあるため、新しい環境になれるようにサポートしましょう。
ペットのお気に入りのおもちゃやクッションなど、安心できるものを置いておくと新しい環境でも過ごしやすくなります。
そのため、リフォームする前などにペットのお気に入りのアイテムは、新しい物に買い替えないようにすることをおすすめします。他にも、いつもよりも多くペットにスキンシップを取ることも大切です。
リフォーム後、普段と違う行動や仕草をしている場合、不安を感じている可能性が高いため、いつもよりも多くかまってあげたり、一緒にいる時間を長くするなどしてペットを安心させるようにしましょう。
3.ペットに合うように施工する
やはりリフォームを行う際に重要になるのは、ペットが快適に過ごせるようにすることですので、体の大きさや習慣などを考慮して施工するようにしましょう。
例えば、走り回ることが好きなペットの場合、リフォームで家の中の動線を整えて遊びやすいようにすることを考慮する必要があります。
ペットの性格や習慣などを考慮せずにリフォームしてしまうと、かえって家の中で過ごしづらくなってしまいます。
そのため、しっかりとペットの事を考えてリフォームの計画を立てるようにしましょう。
4.確認申請が必要になる場合がある
家の一部を増築してしまった場合、確認申請が必要になることがあります。
例えばペットが過ごしやすくするためにサンルームをリフォームで設置すると、増築扱いになり確認申請が必要になる可能性があります。
手続きとして、確認申請・中間検査・完了検査があり、それぞれ手数料がかかるため注意が必要です。
そのため、もし不安な方は事前に施工業者やお住いの自治体に確認することをおすすめします。
出典:建築確認申請について|東京都小平市公式ホームページ
https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/087/087377.html
5.マンションの管理規約を確認する
マンションには決まりごとが多く、場所によってはリフォームできない箇所があるため事前に管理規約を確認しておくようにしましょう。
例えば、窓や玄関などは共用部分となり、リフォームをすることができません。もし勝手にリフォームをしてしまうと、賠償金を請求されることがあります。
他にも、電力供給量の制限により、キッチンでIHヒーターへ変更することは難しい場合があります。キッチン全体やシンクの移動も排水管の位置が固定されている関係で難しいでしょう。
床材の変更も制限されていることが多いです。マンションでは階下の住民へ生活音などを配慮するために、防音性のある床材が使用されています。
そのため、もし変更する際は基準を満たした床材を使用するようにしましょう。
このように、マンションには様々な規約があるため、リフォームする際はしっかり確認しておくようにしましょう。
ペットリフォーム目安費用
ペットリフォームの目安費用は以下となります。
施工内容 | 目安費用 |
壁紙張り替え | 1~1.5千円/㎡ |
腰壁設置 | 1~2万円/㎡ |
珪藻土塗装 | 3~6千円/㎡ |
エコカラット | 9千~2万4千円/㎡ |
外窓の設置 | 10~30万円 |
室内窓の増設 | 10~20万円前後 |
フローリング | 6~18万円 |
床暖房設置 | 30~65万円(6畳の場合) |
ステンレス網戸設置 | 1~2万円/枚 |
ペット用ドア | 1.5~6万円 |
キャットウォーク設置 | 5~10万円 |
ドッグラン設置 | 30~100万円 |
ウッドデッキ設置 | 25~40万円 |
サンルームを設置 | 30~100万円 |
具体的な費用を知りたい方はクローバーホームまでご連絡ください。
出典:リショップナビ ペットのためのリフォーム・リノベーション~安全で快適に暮らすためのアイデア/事例をご紹介~
https://rehome-navi.com/articles/464
ペットリフォームDIYアイデア
ペットリフォームの施工内容によってはDIYで行えるものもあります。ぜひDIYを行う際の参考にしてください。
クッションフロア
クッションフロアならDIYで設置することが可能です。
まず床の汚れを掃除し、クッションフロアを部屋の形に合うようにカッターなどで裁断します。
裁断する際の注意点として、購入した商品は実際のサイズよりも左右端1cm~2cmほど大きめにカットされているため、余分な部分は切るようにしましょう。
設置方法は両面テープやボンドを使ったものなど様々ですが、賃貸などの場合は床に敷くだけで済む「置き敷き」をおすすめします。
設置した後は、掃除機をかけてしっかり拭き掃除を行って完成です。
キャットウォーク
キャットウォークはDIYで作ることが可能で、賃貸でも設置することができます。
「ディアウォール」や「ラブリコ」というDIY用のアイテムを使えば、壁に穴を開けずともつっぱり棒のように柱を固定して、そこに木材などで足場を作りキャットウォークを作成できます。
ただ、DIYでキャットウォークを作る際は、しっかりと固定するようにしましょう。強度が低いと猫の体重で壊れたり、外れたりする危険があります。
また、足場の幅も猫が通りやすいように、20cm程度設けて設置することをおすすめします。猫を複数飼っている場合は、足場ですれ違うことを考えて、25~30cm程度幅をとりましょう。
他にも、足場に滑り止めを付けておくと、猫が歩きやすくなるためおすすめです。
腰壁
腰壁とは床から90cm程度の高さに貼られた壁のことです。腰壁は汚れや傷が付くことから壁を保護する役割を担っています。
そのため、腰壁があるとペットがいたずらで壁をひっかいたとしても壁を守ることができます。
木材やパネルで作るのは難しいためDIYで行うことはおすすめできませんが、腰壁シートであれば簡単に取り外しできるためそちらを設置するようにしましょう。
取り付ける予定の場所に、マスキングテープなどを貼りその上から腰壁シートを設置することで、外す際も跡が残らず綺麗に剥がすことができます。
クローバーホームのペットリフォーム
室内で犬や猫を飼われるお宅が増えています。ペットは家族の一員。人もペットも健康で過ごしやすく共存できる住まいを望まれるお客様は増えています。
クローバーホームでは動物の特性に合わせた住まいづくりや、建てた家が傷みにくい対策など、ペットと快適に暮らせる家造りをお手伝いしています。
ペットリフォームまとめ
ペットリフォームのメリットや施工内容・注意点・目安費用・DIYアイデア・クローバーホームのリフォームまで御覧いただきました。
お客様の中で具体的にリフォームのプランが決まりましたら、ぜひ株式会社CloverHomeにご相談ください。経験豊富なスタッフが、お客様のご希望やご予算に合わせて、最高なプランをご提供いたします。
また、株式会社CloverHomeはペットリフォームだけでなく、住まいに関する総合的なリフォームを取り扱っておりますので、それ以外の施工もお任せください。
他にも、今回ご紹介いたしましたペットリフォームを行う際のポイントについてもご参考になさってください。
- リフォームを行う際はペットがストレスを受けないようにどこかに預けたり、散歩したりする
- 施工後ペットが新しい環境に馴れるようにお気に入りのアイテムは捨てないように保管しておく
- 体の大きさや性格・習慣に考慮して、ペットに合ったリフォームを行うようにする
これらの項目をご留意いただきながらペットリフォームを進めることで、お客様のプランを叶えることができます。
お客様の理想のペットリフォームに向けて、私たちがしっかりとお手伝いさせていただきます。