「太陽光発電にはどんな効果があるのか」、「設置費用はどれくらいかかるのか分からない」、といったお悩みを抱えている方もいらっしゃるかと思います。
太陽光発電リフォームについての基礎的な知識を深めていただく事で、太陽光発電のメリットや設置する際の注意点、目安費用といったことを理解し、ご自宅の改善・グレードアップを計画していただくことができます。
この記事では、株式会社CloverHomeの太陽光発電リフォームについて、リフォーム内容の説明に始まり、メリットや注意点、目安費用など順を追ってご紹介させていただきます。
ぜひ記事の内容を読み、リフォームを行う際の参考にしてください。
太陽光発電リフォームとは
こちらのリフォームでは、主に太陽光発電パネルを取り付ける工事を行います。
太陽光発電は、シリコン材料でできた特殊なパネルに太陽光を集めて、電力に変えるシステムです。
既存住宅に太陽光パネルを後から設置する場合、最低でも2~3日、電気工事も行う場合は1週間ほどかかります。
また、太陽光パネルは屋根だけでなく地上にも設置することができて、より大きなパネルを導入することが可能です。
ただ、雨や風など天候の影響を受けやすいため、地上にパネルを設置する際は基礎工事をしっかり行うようにしましょう。
太陽光発電リフォームを行う6つのメリット
リフォームを行い太陽光パネルを設置することで、コストの削減や安定した電力の供給など様々なメリットを受けられます。
太陽光発電に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
- エネルギーコストを削減できる
- 災害時でも電力を得られる
- CO2を削減できる
- 余った電力を売ることができる
- 断熱効果が向上する
- 場所を選ばず設置できる
それではひとつずつ見ていきましょう。
1.エネルギーコストを削減できる
太陽光発電を行う大きなメリットとして、電気代などのコストを削減することができる点です。
太陽光発電でエネルギーを生み出して使うため、電力会社から買う電気を少なくして月々の電気代を削減することができます。
また近年、電力会社から購入する電気代が高騰していますが、太陽光発電は自分で発電して得たエネルギーなのでその影響を受けづらいというメリットもあります。
このように、長期的に電気代などのコストを大きく削減することができるため、リフォームで太陽光発電パネルを設置することをおすすめします。
2.災害時でも電力を得られる
ほかにも災害による停電が起こっても、電力を得られるというメリットもあります。
太陽光発電には自立運転機能というものが備わっており、それを使用することで停電時でも電気を使用することができます。
自立運転機能に切り替えた後、パワーコンディショナーという機器に備わっている専用コンセントから電気を供給することができます。
ほかにも、蓄電池を使うことで停電時でも電気を使用することが可能です。
蓄電池とは、太陽光発電で生み出した電気や、電力会社から買ったものを貯めて使用することができる装置のことです。
この蓄電池と自立運転機能を合わせることで、停電しても電気を使用することができ、災害時の対策となります。
3.CO2を削減できる
太陽光発電で電力を生み出す際、CO2が排出されないため環境にもやさしいという利点もあります。
ほかにも、火力発電で発生するSOX(硫黄酸化物)やNOX(窒素酸化物)といった大気汚染物質もでません。
また、太陽光発電で電力を年間1,000kw生み出した場合、CO2を399.5kg削減し、石油も227リットル削減する効果があります。
年間発電量 | CO2削減量 | 石油削減量 |
1,000kw | 399.5kg | 227リットル |
商品にもよりますが、太陽光発電を導入するだけでエネルギーを安定して供給し、環境にも配慮することができます。
参考 JPEA 太陽光発電協会 太陽光発電の基礎知識
https://www.jpea.gr.jp/knowledge/about/
4.余った電力を売ることができる
発電で生み出された電力の中で、余ったものは電力会社に買い取ってもらうことが可能です。
太陽光発電で作った電力を家庭内で消費し、使いきれなかったものは電力会社が逆に買い取ることになります。
こういった、余った電力などを電力会社が一定価格で買い取る制度を固定価格買取制度(Fit)といいます。
固定価格買取制度は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを使った発電を普及させるためにつくられた制度です。
また、1時間あたりの消費電力(1kWh)あたりの買い取り価格は以下となります。
年度 | 10kW未満の場合 |
2023年 | 16円 |
2024年 | 16円 |
2025年 | 15円 |
参考 経済産業省資源エネルギー庁 FIT・FIP制度買取価格・期間等(2024年度以降)
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/fit_kakaku.html
5.断熱効果が向上する
パネルを設置した際、その下の部屋は夏は涼しく冬は暖かくなる断熱効果が向上します。
環境省によると、午後1時に外気温が36.4度の場合、パネルがない天井は56.5度でパネル有りだと47.1度になったそうです。
このことから、パネルを設置した方が約10度暑さを抑えることができることがわかっています。
また、パネルを設置してある下の部屋の天井を、断熱材にすることでさらに快適な空間を作ることもできます。
そのため、太陽光発電パネルを設置する場合、一緒に屋根のリフォームを行うこともおすすめです。
参考 環境省 デコ活 太陽光パネルを屋根に設置して快適に!発電のほか、暑さ対策も
https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/kaiteki/topics/20210712.html
6.場所を選ばず設置できる
太陽光発電パネルを設置する場合、場所を選ばず使用することができるという利点もあります。
例えば、風力や水力発電などは場所が限定されてきますが、太陽光の場合は日光が当たるところであればどこでも発電することが可能です。
また、屋根だけでなく地面や建物の側面など、様々な場所にパネルを設置することもできます。
このように、設置場所を選ばず比較的使いやすいため、太陽光発電は一般家庭にも導入しやすい再生可能エネルギーとなっています。
太陽光発電リフォームを成功させる5つの注意点
太陽光発電のメリットについて紹介しましたが、導入する際の注意点もいくつかあります。
設置する際の注意点を理解しておくことで、太陽光発電をしっかりと運用させることができます。
- パネルの設置角度に気をつける
- 導入コストがかかる
- 天候によって発電量が変わる
- 事前に試すことができない
- 定期的なメンテナンスが必要
それではひとつずつ見ていきましょう。
1.パネルの設置角度に気をつける
太陽光発電を効率よく行うためには、パネルの角度や場所を考えて設置する必要があります。
基本的にパネルを設置する場合、南向きにかたむけて置くことで効率的に発電することが可能です。
ただ、設置する屋根の形によっては南向きに置くことができないこともあります。
また、効率よく発電するために角度や設置場所ばかりに気を取られて、近隣住民への配慮を忘れてしまわないように注意しましょう。
角度によっては、太陽光がパネルに反射して近隣の家に光が差し込んだり、走っている車の運転手の視界を妨げたりなどの問題が発生する危険性があります。
そのため、太陽光パネルを設置する場合は、近隣住民に迷惑にならず効率的に発電できるような角度にすることが重要です。
2.導入コストがかかる
太陽光発電を導入する場合、それなりに導入コストがかかってしまいます。
パネルやパワーコンディショナーなどの周辺機器を設置するための工事費が必要になるため、事前にある程度の金額を準備することをおすすめします。
また、導入コストを抑える方法として、ソーラーローンを利用することもおすすめです。
ソーラーローンとは、太陽光発電を導入するために金融機関などが提供しているローンのことです。
太陽光発電は、導入するのに高いコストがかかりますが、設置費用を抑える制度も用意されていますのでぜひ利用してみてください。
3.天候によって発電量が変わる
太陽光発電は、雨の日や曇りの日など太陽が出ていない時に発電量が少なくなってしまいます。
他にも、冬の時期も太陽が出ている時間が短くなるため、発電量が減ってしまいます。
ただ、一年を通して見ると、悪い天候が長期間続くことはないため、問題なく電力を得ることが可能です。
それでも発電量が減ってしまうのが不安だという場合は、蓄電池を導入することをおすすめします。
先ほども紹介しましたが、蓄電池は発電した電気を貯めて、自分の好きなタイミングに使用することができる機器です。
蓄電池があることで、天気の悪い日や夜でも問題なく電気をつかうことができ、より生活を快適にすることができます。
そのため、発電した電気を貯めて非常時に備えたいという方は、蓄電池の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
4.事前に試すことができない
太陽光発電を導入する際の注意点として、お試しで使用することができない点です。
確かに、発電・売電シミュレーションなどを使って事前に、発電量を確認することはできます。
ただ実際に使ってみないと、分からない部分や思っていたのと違った部分などが出てくる可能性があります。
もし、太陽光発電を導入する場合は、事前に試して使用できない点を考慮して行うことをおすすめします。
5.定期的なメンテナンスが必要
ソーラーパネルなどの周辺機器の寿命は長いですが、定期的にメンテナンスする必要があります。
経済産業省によると、機器の故障や発電量が低下していないか4年に一度点検することを推奨しています。
メンテナンスにかかる費用を、電気を売った収入でまかなうことも可能です。
そのため、太陽光発電を導入した際は、定期的にメンテナンスを行うことをおすすめします。
太陽光発電リフォームの費用相場
太陽光発電は、電気の出力によって費用が異なります。
太陽光発電の費用相場は以下となります。
また、表にある接続箱とは、ソーラーパネルとパワーコンディショナーをつなぐ装置のことです。
機器(1kWの場合) | 費用相場 |
太陽光パネル | 14万~30万円 |
パワーコンディショナー | 4万円~ |
配線 | 4,000~8,000円 |
接続箱 | 3万円前後 |
発電モニター | 1台10万円前後 |
架台 | 2万円前後 |
具体的な費用が知りたい場合は、ぜひクローバーホームまでお問い合わせください。
参考 エコでんち 【2024年】太陽光発電設備の価格相場と設置費用はいくら?安く抑える方法や設置後の費用も解説!
https://ecodenchi.com/post-23085/#i-2
太陽光発電の投資額を回収するまでの期間
太陽光発電の導入に支払った金額分を回収するのに約10年かかります。
また、比較的安く設置できた場合は、約7年で回収できることもあります。
設置にかかった費用を回収できていない時期でも、電気代を削減できたり、余った電気を売ったりできるため、長期的に見て導入するメリットはあります。
クローバーホームの太陽光発電リフォーム
クローバーホームの太陽光発電リフォームについて紹介します。
太陽光発電に関して気になることがある方は、ぜひ一度クローバーホームまでご相談ください。
- 太陽光発電シミュレーション
- パナソニック太陽光発電パネル取付認定施工店
- 太陽光発電パネル取り扱いメーカー
それではひとつずつ見ていきましょう。
太陽光発電シミュレーション
クローバーホームではお客様宅に太陽光パネルを設置した場合、電気代がどのようになるか、発電・売電シミュレーションを作成します。
お気軽にお問合せください。
パナソニック太陽光発電パネル取付認定施工店
クローバーホームはパナソニック太陽光発電バネル取付認定施工店です。
また太陽光発電パネルの取り付けだけではなく、新築、増改築から屋根のリフォームなどもしておりますので、防水性能や耐久性なども考慮した施工が可能です。
太陽光発電パネルとオール電化住宅、高気密高断熱住宅は相性が良いのでおすすめとなっています。
これらを組み合わせた設計・施工実績もたくさんありますので、事例を交えながらお客様宅に合ったプランをご提案できます。
太陽光発電パネル取り扱いメーカー
パナソニック以外のメーカーも取り扱っています。
- 東芝
- 京セラ
- 三菱
- ジャパンソーラー
- 長州産業
太陽光発電リフォームまとめ
太陽光発電リフォームの説明から、メリットや注意点、目安費用、費用分の収入を回収する期間、クローバーホームのリフォームまで御覧いただきました。
お客様の中で太陽光発電リフォームを行うか決まりましたら、ぜひ株式会社CloverHomeにご相談ください。
経験豊富なスタッフが、お客様のご希望やご予算に合わせて、最適なプランをご提供いたします。
また、株式会社CloverHomeは太陽光発電だけでなく、住まいに関する総合的なリフォームを取り扱っておりますので、太陽光発電リフォーム以外の施工もお任せください。
他にも、今回ご紹介いたしました太陽光発電リフォームのポイントについてもご参考になさってください。
- 太陽光発電には、月々の電気代を削減したり安定して電力を供給できるといったメリットがある
- 導入する場合は、発電効率と近隣住民のことを考慮してベストな角度にパネルを設置しよう
- 設置する際に支払った金額を回収するには約10年かかる
これらの項目をご留意いただきながら太陽光発電リフォームを進めることで、お客様のプランを叶えることができます。
お客様の理想の太陽光発電リフォームに向けて、私たちがしっかりとお手伝いさせていただきます。