木造2階建ての一軒家に、ホームエレベーター設置のご依頼をいただきました。ホームエレベーターを後付けで設置するには改築と増築の2パターンがありますが、今回は間取りを活かし、改築することとなりました。
施工前
玄関を入ると、左手に和室があり、その右手に2階に上がる階段があります。今回のリフォームでは、階段の上り口と反対側にある和室の押し入れスペースを活用し、ホームエレベーターを設置します。構造体を抜いたり取ったりの作業が発生しますので、補強等、細心の注意をはらいながら進めていきます。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
【解体・基礎工事】 まず、設置箇所にエレベーターの基礎を作ります。床板や根太などを撤去し、既存のベタ基礎の部分も高さを確保するために解体します。
【解体の様子】 既存のベタ基礎をくり抜く解体が終わったところです。
【基礎完成】 型枠を組み、コンクリートを流し込めばエレベーターの基礎の完成です。エレベーター本体や利用者の重量を支えられるよう、しっかりと補強しています。
【昇降路(シャフト)・補強工事】 基礎ができたら、次は昇降路を築造します。2階の床を抜き、エレベーター内側の通し柱や梁を入れていきます。
【昇降路(シャフト)工事】 内側に石膏ボードで壁を貼っていきます。 防火対策のため、耐火性のある壁材を使用します。だんだんとエレベーターらしくなってきました。
【電気設備・動力取付】 エレベーターを走らせるガイドレールや金物を取付けます。専用のブレーカー設置、昇降路への電源線の引き込みなども行います。
【電気設備・動力取付】 エレベーターのカゴ(人や荷物が実際に乗る部分)や電装品も付きまして、ほぼ駆動部分はできあがりました。
【開口部の仕上げ】 エレベータードアを設置し、最終調整を行います。周囲の壁やクロスを仕上げていよいよ完成に近付いてきました。
完成
こちらが完成したホームエレベーターです。木目調の床材で明るさとあたたかみのある印象に仕上がりました。建築時に最初から設置されていたように、空間にしっくり溶け込んでいます。 近年、ライフスタイルの変化に合わせ、バリアフリー化に伴いエレベーターを導入するご家庭が増えてきています。「高齢の家族がいるので心配」「重い荷物を持った移動を楽にしたい」「老後に備えて設置したい」など、お家での移動の負担を軽減したいという方にはホームエレベーターがお勧めです。 小平市の工務店クローバーホームでは、武蔵野市・小平市近辺にお住まいの方を中心に、夢をかなえるリフォームや住まい作りのお手伝いをしています。 住まいに関するお悩みやご質問がございましたら、クローバーホームまでご相談ください。
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都小平市 |
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物件種別 | 木造 |
構造(工法) | 木造 |
工事の内容 | ホームエレベーターを後付けする工事 |
施工期間 | 1ヶ月半(年末年始期間含む) |
費用 価格 (約) | 466万(税抜き) |