タイルは色・柄・デザインが豊富で、おしゃれな浴室を演出することができますが、保温効果が低いため、どうしてもひんやりしたバスタイムとなってしまいます。今回のご依頼者のお宅では、タイル上部にカビが広がり、洗面所の床の腐食も広がってきたことから、全面的なリフォームを決定しました。
暖かい浴室をご希望とのお話でしたので、ユニットバスをおすすめし、さまざまなカタログからリクシルのシステムバス・アライズをご指定いただきました。アクセントパネルの色にはチェリーを用いた、1316タイプ0.75坪強の広さのユニットバスを施工します。
ここでは浴室のリフォームをご紹介します。
洗面室のリフォームはこちらをご覧ください。
※今回、施工後のお写真は取り損ねてしまったので、他のお客様でアライズを施工したものを使用しています。このお写真の施工事例はこちらでご覧ください。
施工前
タイルは耐久性だけでなく耐火や耐水、耐候などの機能を有するため、さまざまな環境に対応できます。そのため、浴室で広く用いられてきたのですが、保温性に優れ、お手入れの簡単なユニットバスに造り替える人が増加しています。今回のご依頼者も、長く使ってきたタイルの浴室に愛着はあるけれども、新しい浴室にはユニットバスがよいとご希望いただきました。オプションにもこだわり、窓も新しく造り替えます。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
浴室を解体し、基礎・壁・給排水配管・電気配線などを新しく造り替えます。浴室の扉は、ユニットバスを入れる準備ができてから、最後に撤去します。
解体したところ、根太の腐食がずいぶん進んでいました。柱が折れてしまうと全体が崩れることもあるので、腐食には注意が必要です。
排水溝を確保したうえで基礎のコンクリートを流し込み、システムバスを設置する土台を完成させました。
新しい給水パイプを取り付け、浴室を取り付ける準備が整いました。
外気に影響されやすい浴室は、ヒートアタックなどを起こす可能性のあるものです。そこで、そのようなことのないよう、適切に断熱材を施工して外気の侵入を防いでいます。
窓を交換するため、既存の窓をはずしたところです。一部、過去に補修した跡の残る外壁も同時にリフォームを行います。
新しい窓が設置されました。外壁にも新たに板を打ち付け、補修を行います。大きめの窓を取り付け、明るい浴室とします。
外壁のリフォーム部分には、水が入り込まないように防水シートを張り、その上に壁材を施工してリフォーム完了です。この際、防水シートがうまく施工されていないと、水が家の骨組み内に流れ込み、漏水や腐食の原因になります。きちんと水が外に流れ出すような施工が肝心です。
完成
ユニットバスを組み立て、浴室の完成です。外気の影響を受けにくい、暖かいバスルームになりました。また、洗面室も新しくなったので、全体に明るい雰囲気とすることができました。
リフォーム後の写真は取り損ねてしまったので、ユニットバス・アライズのイメージ写真です。
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都国分寺市 |
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物件種別 | 一戸建て |
構造(工法) | 木造 |
工事の内容 | 浴室・洗面室リフォーム |
施工期間 | 7-10日間 |
費用 価格 (約) | 100万円- |