入居当初からあるビルトイン洗濯機が古くなってきたので、撤去して今度は国産の洗濯機が置けるようにリフォームしたいとご連絡いただきました。今ある洗濯機は、洗濯物を投入する扉の前に扉のあるタイプ。扉を閉じていると、洗濯機が置いてあることにも気づきにくくなっています。新しい洗濯機は国産なので格納された形で仕上げることはできませんが、使いやすいスペースとなるよう作り替えていきます。
施工前
お化粧台の横のスペースに設置されたビルトイン洗濯機。外国製で、修理にも買い替えるにも、時間もお金もかかります。そこで、思い切って国産の洗濯機を置けるようにリフォームすることにしたのだそうです。また洗濯機を入れ替えるときにやりやすいように、という意図もあったそうです。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
まず、ビルトイン洗濯乾燥機を撤去します。重たいものなので、職人が二人がかりで運び出します。
ビルトイン洗濯機の右横には水道設備が入っています。外国製の排水配管、電気設備は国産のものとは異なりまるので、電気・水道工事も同時に行います。
上部には吊戸棚が置かれていましたが、国産洗濯機を使用するには上部にもスペースが必要なので、このままでは使用できません。今回は、国産洗濯機が十分に使用できる上部のスペースを確保した上で、戸棚の一部を残すことになりました。扉はサイズに合わせて切り落とします。 また、壁の左側には、洗濯機の電源を取るためのコンセントを取り付け、右側には給水用の水道を取り付けました。
洗濯機下の排水部分です。国産洗濯機は床排水なので、床下に排水設備を整えます。
電気、水道設備が整ったので、壁の補修です。そのうえで、今回はグレーの壁紙(リリカラLBX-9478)で仕上げます。上部に残す吊戸棚の棚板が3段見えています。一番上には分電盤が格納されていました。
コンセントのすぐ上から天井にかけて白い吊戸棚を設置します。観音扉の下で開閉出来るタイプなので、取手がなくスタイリッシュな印象です。洗濯に必要な洗剤や柔軟剤などが使いかけでも扉を閉めてしまえば見えなくなり、気になりません。また、上に手を伸ばせば届く場所なので、動線の無駄がありません。
完成
最後に、洗濯機パンを設置し、床を補修してリフォームは完成です。水回りなので、隙間にはシーリングを施し、水漏れを防ぎます。これで、国産洗濯機を置くことのできるスペースが出来上がりました。
今回のリフォームの現場は、マンションでした。多くのマンションでは、リフォームについての決まりがあります。マンションにお住まいの方でリフォームをお考えの方は、事前にマンションのルールをよくご確認いただくことで、スムーズなリフォームとできるかもしれません。
洗濯機とぶつかる場所に収納などがある場合や、部屋全体がコンクリートで作られていて排水や電気設備がきれいに収まらない・準備できない場合などもあります。場所に応じて工事が変わります。でも、現在あるビルトイン洗濯機がAEG(アーエーゲー) 、ASKO(アスコ)、Beko(ベコ)、BOSCH(ボッシュ)、Electrolux(エレクトロラックス)、MAYTAG(メイタッグ)、Miele(ミーレ)、smeg(スメッグ)、TEKA(テカ)、Whirlpool(ワールプール)でも、これ以外のものであっても工事ができる可能性はあります。うちのビルトイン洗濯機はリフォームできるかしら?とご検討されている方は、一度ご相談ください。
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都渋谷区 |
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物件種別 | マンション |
構造(工法) | 鉄筋コンクリート造 |
工事の内容 | 洗濯機置場のリフォーム |
施工期間 | 1~2日間 |
費用 価格 (約) | 20-25万円(税抜) |