タイルは広範囲にはられていることが多いものですが、一部分だけ欠損してしまうこと、ありませんか?
弊社にも、タイルを一部分だけ交換したいというご依頼や一部を補修するリフォームを時おりいただきます。
この場合には、修繕したいタイルだけを取り外し、新しいタイルに張り替えるのですが、不要なタイルだけを剥がすのはとても難しいものです。
このような工事は周囲のタイルを壊さないように慎重に作業を行います。
剥がしたタイルはハツリ作業で壊れてしまいます。
剥がれてしまえば、あとは適した接着剤をタイルの裏と貼付け面に塗布して、ご希望いただいたタイルをはりつけ、交換は完了です。
この機械は貼り付ける際に接着剤がタイル裏全面にいきわたるように、表の仕上げ面から振動を与えながら貼り付ける工事になります。
張り替えるタイルは、年月が経つことで廃盤になることもあるので、周りのものとまったく同じものが手に入るとは限りません。
同じものが手に入った場合でも、焼き方や窯やロットの違いや、これまで使ってきたものが経年変化していたりと色合いが異なることが多いので、張り替えたものが目立ってしまうこともあります。
同じものが手に入らない場合は、よく似たものをお選び頂いたり、時にはまったく違うものを(アクセントになるようなものを)お選びいただいたりしています。
タイルの一部交換は繊細な仕事です。
他のタイルを壊さないように、気を付けながら工事を行います。
この工具は、そんなときの力強い味方です。