築年数が経ち、屋根に欠けが目立つようになってきたことから、屋根の葺き替えと外壁の塗り替えをご依頼いただい事例のうち、屋根の葺き替えを紹介します。
屋根は直射日光を浴び、雨・雪・風を受け、暑さ・寒さにさらされています。そのため、丈夫な材料を用いていたとしても、時間とともに傷んでしまうもの。家を快適に守るためにも、適切なメンテナンスが求められます。
この事例では、屋根の葺き替えをするのであれば、同時に断熱施工も行いたいとご依頼をいただきました。
施工前
リフォームは家の外側から行うべきだといわれます。それは、家の外側(屋根や外壁)は風雨にさらされ、もろくなりやすいからという理由があります。また、この部分に綻びが生じると家の中への水の侵入を許すことにつながり、腐食やカビなどの原因となってしまいます。この事例でも、屋根の欠けが外からも見え、雨漏りにつながるのではないかと考えてリフォームに踏み切ったのだそうです。お打ち合わせを重ねる中で、屋根断熱に興味をお示しいただき、同時施工させて頂くこととなりました。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
ご依頼いただいた屋根は、21坪・6寸勾配の屋根。勾配が大きいため、足場は必須です。勾配が大きい分施工面積が広くなるため、施工価格は上がってしまいますが、雨漏りしにくい・断熱効果が高いなどのメリットもあるようです。
写真は既存の屋根材を撤去し、防水シートを露出させたところです。古びてきているようですが、目に見える破れやほつれなどはなさそうです。
新しい防水シートを全体に敷き、その上に新しい垂木を設置します。その垂木と垂木との間に断熱材(ここではスタイロフォームを使用)を敷いていきます。
スタイロフォームを敷き終わったら野地板をはり、その上からルーフィングを行います。
ルーフィングの上に屋根材(今回はオークリッジ)を施工していきます。この屋根材は軽く、防水性・防音性に優れたもの。また、やわらかいので複雑な形をした屋根にも施工しやすいというメリットもあります。
降雪時、屋根に降り積もった雪がどすんとまとめて落ちないよう、雪止めも設置します。
完成
雨仕舞をして、施工は終了です。屋根が新しくなっただけでなく、以前よりも外気の影響を受けにくい家となりました。また、雨音などもより気にならなくなったのではないでしょうか。
屋根のリフォームは、住んでいてもわからないところなので、実感はわきにくいかもしれません。でも、家の寿命をしっかり伸ばすリフォームです。
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都東村山市 |
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物件種別 | 一戸建て |
構造(工法) | 木造 |
工事の内容 | 屋根断熱工事 |
施工期間 | 7-10日間 |
費用 価格 (約) |