在来工法の浴室のリフォームについてご相談をいただきました。
タイルの欠けやひびが危ないので、設備を新しくしたいというご相談でした。全面的にシステムバスへリフォームするか、浴槽の交換とタイルの補修という部分的なリフォームにするか悩まれていましたが、現状のタイル貼りの浴室が気に入っているとのことで、浴槽の交換を行うことになりました。
施工前
浴室は、在来工法で作られているタイル張りです。全体を黒に統一したシックな浴室ですが、年月とともに浴槽やタイルにひびが入り、また欠けた部分も出てきました。けがをする前にリフォームをしたいとご相談いただきました。最初は全体のユニットバスへの取り換えと悩まれていましたが、やはり現状のタイルの浴室が気に入っているとのことで、今のイメージを大きく損なわない浴室にするために、一部リフォームに決定されました。
在来工法の浴室をリフォームする場合、一部だけリフォームする、もしくは全体をシステムバスへとリフォームするという選択肢があります。今回は、浴槽のみの交換をご提案しましたが、状況によっては追加の工事が発生する可能性があることをお伝えしていました。
例えば、古い浴槽を取り外してから、既存の給水管や排水管に問題が見つかった場合や、浴槽の周りの壁や床に破損が見つかった場合、また、既存の防水工事が破損していたり劣化していた場合などには、新しい浴槽を設置する前に、追加の工事が必要になります。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
古い浴槽とその周りのタイルを撤去しました。今回は、防水処理の破損などは見当たりませんでしたので、このまま、新しい浴槽の設置に取り掛かります。
浴槽に合わせて土台を設置します。浴槽が水平に設置できるように調整します。
新しい浴室には、白いTOTOネオマーブバスをお選びいただきました。人工大理石でつくられたバスタブです。また、防水にはFRP防水を採用。水漏れが起きないよう、念入りに施工します。設置位置を確認して、ブロックとコンクリートで周囲を固めていきます。
浴槽の高さまで、ブロックとコンクリートを成形していきます。その上に、既存のタイルと色を合わせたINAXのタイル(150角)を貼っていきます。防水にはFRP防水を採用。水漏れが起きないよう、念入りに施工します。
完成
在来工法の浴室のリフォームで、浴槽だけを交換する場合、既存のイメージを大きく変えずに元々のデザインを保ったまま設備を新しくすることができます。今回は、浴槽の色は新しくなりましたが、タイルは元々の色のままですので、全体の雰囲気はそれほど変わっていません。モノトーンでおしゃれな浴室に完成しました。
また、古い浴槽を外した際に、浴槽で隠れていた壁や床の損傷がありませんでした。追加の工事の必要が発生しませんでしたので、費用的にも最低限の予算でリフォームを行うことができました。
クローバーホームでは、水回りのリフォームについて数多くの施工実績がございます。浴室のリフォームについては、在来工法の浴室の場合、システムバスに比べて、どこを・どのようにリフォームするのか、検討しなければならない点がより多くなります。クローバーホームでは、お客様からの様々なご要望に対して、適切なご提案をさせていただきます。優先度の高い箇所を示し、費用対効果の高いプランをご提案いたします。また、追加工事が発生する可能性についても、丁寧にご説明させていただきます。在来浴室のリフォームをご検討でしたら、クローバーホームにぜひご相談ください。
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都武蔵野市 |
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物件種別 | 戸建て |
構造(工法) | 木造 |
工事の内容 | 浴槽の交換 |
施工期間 | 3日 |
費用 価格 (約) | 75万円 |