一般的な既存の玄関ドアから、スマートキーによるキーレス開錠機能付きの
扉に交換する工事です。
施工前
通常、玄関ドアの交換の際にはドア枠を建物から取り外すときに周囲の壁を傷めてしまうなど 補修作業も伴いますが、既存のドア枠の上から被せるカバー工法により大幅に工期を 短縮でき、美観を損ねることなく新しいドアを設置出来ますので近年ではこちらを選択する お客様が増えております。
ドアにキーレス機能を追加するために、電源が必要になりますが 供給方法がふた通りあります。 AC100ボルト仕様と乾電池仕様があり、それぞれ長所と短所があります。 100ボルトの場合、電源線を玄関まで引いてくる工事が必要になりますが、 電池交換の手間などを気にすることがなくなるメリットがあります。 乾電池式の場合、ドアに組み込まれている電池ボックスに電池を入れるだけで あとはセットアップを行なえばすぐに使用できる手軽さが魅力です。 ただ、電池交換を定期的にする必要があります。交換時期はランプの点滅や通知音などで お知らせしてくれます。
今回はAC100ボルト仕様で施工となりましたが、どこから電源を引いてくるのかが問題となります。 玄関まわりにコンセントや分電盤が近くに無く、他の部屋から引いてくるにもクロスなどの 内装工事は行わないため、露出配線で延々と留めてくることとなり、工事費や美観的にもあまり よろしくありません。
家の中からの電源を取るのは厳しいと判断し、外回りを見回すと 玄関のちょうど側面に、外灯照明を外部の照度に応じて自動的にオンオフしてくれる EEスイッチ(自動点滅器)があるのを見つけました。 ここなら常時AC100ボルトが通電されていますので、今回はこちらから電源を 取っていきます。
自動点滅器を外して、玄関ドア内側に設けた開口部にVVFケーブルを通します。 真裏ではなかったので、すんなりとはいきませんでしたが、無事に配線を通すことが できました。
通した配線の先にコンセントを取り付け、ドアに信号を送るACアダプターを差しまして、 ドアから来ている信号ケーブルと接続。 仕上げに化粧カバーを付けて室内の作業は完了です。
外に戻り、自動点滅器にFケーブルを接続して、外回りの工事も終了。 ドア本体も順調に取り付けが終わり、動作確認。
完成
ドア枠まわりの化粧仕上げも終わり、完成です。 快適な、キーレスエントリーの玄関ドアが出来上がりました。
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リフォーム地域 | 東京都 武蔵野市 |
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物件種別 | 一戸建て |
構造(工法) | 木造 |
工事の内容 | 玄関ドア交換リフォーム |
施工期間 | 1日 |
費用 価格 (約) | 約54万円 (税抜) |