低層ビルの1階のガレージを、リフォームによって使いやすい空間にしたいというご要望をいただきました。事務所の駐車スペースとしてつかわれていましたが、室内空間としてご活用したいとのご希望でした。
今回の施工では、コンセントの増設をして照明を設置したほか、フロアタイルの敷設と玄関ドアの取り付けをして、より活用しやすい屋内空間にリフォームしました。
施工前
2台の車が停められるガレージとして使われていました。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
写真左側のガレージが、駐車スペースとしてはあまり活用されていないということでしたので、屋内空間にリフォームしていきます。 ガレージを屋内空間にリフォームするときには、フロアや壁だけでなく、室内に必要な設備を追加するような工事が必要になってきます。例えば、屋内では様々な機器を使うことが出てきますので、コンセントを増設したり、部屋の広さに合わせたエアコンを設置できるようにすることも大切です。また、インターネット環境があった方が便利な場合もありますので、LANジャックの設置も計画したほうが良いでしょう。また、ガレージにはもともと充分な数の照明がついてないことも多いので、屋内として活用する場合に必要な照明の数についても検討する必要があります。
外側となるガレージの入り口に、玄関ドアを取り付けます。ガレージは、もともと採光できる壁が少ない場合が多いので、ドア周辺の壁に、採光できる部分を残しておきます。今回は、ドアの上部分を曇りガラスにして、採光できるようにしました。 また、壁となる部分には、ブロックで基礎を設置しました。
建物の外壁部分には 防水シール を丁寧に施工し、雨水の浸入を防ぎます。さらに、壁の防水紙をしっかりと取り付けてから新しい壁材を設置し、仕上げに隙間なく防水シールを施すことで、より安心感のある仕上がりになります。
先程の玄関を中から覗いた写真になります。奥に玄関ドアが見えます。屋内に、間仕切り壁を設置します。ここに扉がつきます
もともとガレージの床であった部分には、フロアタイルを貼っていきます。 床に凸凹があり、調整が必要でしたので、左官工事を行っています。床の色は、4色の床材を組み合わせました。軽やかな雰囲気を作っていきます。
お客様からは「リビングとダイニングの間に仕切りを設けて、メリハリのある空間にしたい」とのご要望をいただきました。そこで、木目調のフロアタイルをランダムに敷き、自然な風合いを演出しました。また、間仕切りにはシンプルながらも温かみのあるデザインのドアを採用。これにより、空間の使い分けができるだけでなく、視覚的にも落ち着いた雰囲気を演出することができました。
完成
入口です。片方はガレージのシャッターのまま駐車スペースとして残し、もう片方には玄関ドアが付きました。
屋内は、フロアタイルが一面に敷かれました。コンセントが増設されました。照明は、ライティングレールが設置されて、明るくなりました。LANジャックの配線も行い、屋内スペースとして活用しやすい空間になりました。
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リフォーム地域 | 東京都小平市 |
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物件種別 | 戸建て |
構造(工法) | 木造 |
工事の内容 | 低層ビルのガレージを屋内空間にリフォーム |
施工期間 | 3日 |
費用 価格 (約) | 約56万円(税抜き) |