台風による強風でご自宅の門扉の一部が破壊され、中の柱が曲がってしまったとお客様からご連絡をいただきました。ご自身で応急処置はなさったとのことでしたが、壊れてしまっては危ないということで、なるべく早く直してほしいとのご依頼です。
拝見したところ、外壁材は剥がれており、中の鉄骨は曲がり、さびています。
早く処置をしなければならないのですが、台風の直後ということで、職人の手配が難しいタイミングです。曲がってしまった柱を補強して、少々のことでは壊れることのないように、まずは応急処置を行いました。そして、どのような工事を行うのか、ご依頼者様と打ち合わせを重ね、全改修を行うことが決まりました。最終的な見た目はこれまでと大きく変えたくないとのご希望です。
【解体・撤去】
仕様が決まり、解体が始まりました。門の中に電動シャッターが埋め込まれていたので、まずはその解体からです。
壊れた柱の補強を外し、外壁材を解体していきます。
車庫部分の外壁材の解体が終わり、骨組みが見えるようになりました。巻き上げ式の電動シャッターの中身も見えています。これから、左側の人が出入りする門も解体します。
大きな門扉全体が解体されました。これから新しい門扉を建設していきます。
これで撤去は完了で、ここに新しい門扉を建設します。
【建設編】
まずは、新たな骨組みとなる鉄骨を組み上げます。
電動シャッターが埋め込まれました。
もともとの門は鉄骨に直接外壁材が施工されていたので、もろい作りになっていました。そこで、今度は外壁材を施工する前にボードを張り、その上にレンガ調のタイルを施工していきます。
ボードが全体にはられました。このうえに、もともとの門扉と同じような風合いのタイルを全体に施工し、リフォームは終了です。
すべてのタイルをはり終わり、門扉の完成です。改修前と、見た目はそれほど変わりませんが、以前より耐久性の高い門扉に仕上がりました。
【木工事編】
門扉の改修工事と同時進行で、門扉奥の車庫の柱を修繕していました。古くなった柱を新しくし、古い屋根を撤去してほしいとのご依頼です。
天井部分を支える柱を取り除いたので、代わりになるものを設置し、支えています。
右側が取り除いた元の柱、左側が新たに設置する新しい柱です。古い柱を参考に、新しい柱の長さやはめ込み部分を作ります。
こちらも門扉と同様に、元と同じ形に仕上げました。紫外線を受ける野外に設置するので、ウッドデッキなどでも使用するハードウッドを使用し、耐久性を高めています。
車庫部分が完成しました。朽ちかけていた柱が新しくなったので、安心してお住まい頂けるようになりました。
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都武蔵野市 |
---|---|
物件種別 | 一戸建て |
構造(工法) | 鉄骨造 |
工事の内容 | 門扉の改装 |
施工期間 | 2-3週間 |
費用 価格 (約) | 80万円- |