キッチンに物が多いので、機能的に収納できる棚を付けたキッチンに替えたいとご連絡いただきました。キッチンはシステムキッチン・ラクエラをご指定いただきました。背後の棚は奥様のご要望のとおりにおつくりします。
施工前
キッチンには様々なものがあり、”キレイ”を保つのはとてもむずかしいものです。今回の事例では、もともと上部には吊戸棚がたくさんついていましたが、使い勝手が悪く、よく使うものはやはり下に置いてしまうことから、いつもごちゃごちゃしてしまうのがストレスだったそうです。キッチンをリフォームするにあたり、上部の吊戸棚の一部は撤去し、その代わりにすぐに手の届く高さの場所にきちんと収納できる棚を用意したいとご要望いただきました。お打ち合わせを重ね、棚のデザインを決め、お客様の使いやすいものをおつくりしていきます。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
古いキッチンを撤去しました。これまではL字型のキッチンでしたが、新しいキッチンはI型で、背後に収納を用意します。目の高さにある窓はそのまま利用するので、明るいキッチンになります。
新しいキッチンの扉はズラチナオークをお選びいただいたので、落ち着いた雰囲気です。床はフローリングで仕上げる予定でしたが、お客様の希望によりクッションフロアに変更しました。
キッチンの背後には収納力の高い棚を置きたいとのご希望だったので、ご要望を伺いつつ、図に起こしてデザインを決定しました。地震などで倒れることがないよう、床面から天井まで、いっぱいいっぱいの高さの棚を作ります。また、その横には腰までの高さの棚を用意し、一部収納として、一部ゴミ置き場として活用します。棚の上部には炊飯器やポットなどを置く予定です。造り付けの収納なので、動くことがないので安心です。
背の高い棚を作るための板を準備しています。今回は25mmの厚さのパイン材を用意しました。
棚が倒れないように、一部固定の棚板を取り付けます。それ以外は稼働棚として、使いやすい高さに設定できるようにしています。
背の高い棚の横に、カウンターを取り付けます。これも同じくパイン材を取り付けます。このカウンターの下には、背の低い収納棚を置き、食器をメインで収納するそうです。収納の背後の通路とスペースを分けるため、新しく壁をつくります。
パイン材にはオスモカラーを塗装して仕上げます。これにより、木を長持ちさせるとともに、傷からも守ることができます。 完全オーダーメイドの家具の利点は、ご自分の最も使い勝手の良いものとすることができるところです。そのため、お作りするためのお打ち合わせには時間が必要ですし、お客様のご要望がはっきりしていることも大切です。”こんな形の収納があったら家事が楽になるのに”というようなご希望がありましたら、どうぞご相談ください。
完成
I型のキッチンが設置されました。窓はそのままですが、L型からI型への変化で、まったく別のスペースに生まれ変わりました。冷蔵庫もキッチンの奥に置かれることになり、生活動線も変わります。 注文住宅でも、最初に設計したときは最適な間取りであっても、時とともに”最適”が変化していることはよくあります。自分のフェーズが変わったな、と思った時、立ち止まって自分の今の生活の”最適”を考え直してみると、生活がさらに豊かになるかもしれません。
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都世田谷区 |
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物件種別 | 一戸建て |
構造(工法) | 木造 |
工事の内容 | キッチンリフォーム |
施工期間 | 7-14日 |
費用 価格 (約) | 120万円- |