【施工事例:断熱工事】
今回ご紹介するのは、真夏の時期に実施したお部屋の断熱工事です。
ご依頼いただいたお住まいでは、断熱性能が十分でなかったため、日中は外気温以上に室内が暑くなることもあり、エアコンの効きも悪い状態が続いていました。
特に壁面が太陽の熱を直接受けることで、室内に熱がこもりやすく、快適な生活空間とは言えない状況でした。
そこで、壁面への断熱材の施工を行い、外気の熱を室内に伝わりにくくする対策を実施しました。
施工後は、エアコンの効きが良くなり、室内温度の上昇も緩やかになったことで、快適な居住環境が実現しました。
施工前
施工前: お客様より、「夏は室内が暑く、冬は寒さが厳しいため、断熱性能を向上させたい」とのご要望をいただきました。 快適に過ごせる住環境を実現するため、断熱工事のご提案を行いました。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
今回使用した断熱材は、弊社が長年にわたり採用している高性能・高信頼の製品であり、優れた断熱性と気密性を兼ね備えているため、冬季の暖房効率向上や夏季の遮熱対策にも高い効果を発揮します。 断熱性能を重視されるお客様にも安心してご採用いただける、実績と信頼に裏打ちされた材料です。
既存壁面を解体したところ、内部にアルミ蒸着フィルム付きの断熱材が施工されているのを確認しました。 これは、外部からの熱の侵入や室内の熱損失を抑えるための断熱対策として、従来から用いられているものです。 厚さは10cmあり「16k」という種類です。 この「k」というのは密度の単位で「kg/m3」のことです。密度が高いほど空気を動かさないため、断熱性能が高くなります。 今回使う断熱材は16kですが、素材のグレードが高いため24k相当の性能があります。
断熱材の厚みは10cmで、「16k(キログラムパー立方メートル)」のグラスウールが使用されており、これは密度16kg/m を示します。 一般的に、密度が高いほど内部の空気の動きが少なくなり、断熱性能が向上します。 今回使用する断熱材は16k相当ですが、使用する製品は素材のグレードが高く、実質的には24k相当の断熱性能を有しております。 これにより、より高い断熱効果が期待できる仕様となっております。
断熱材の施工後、室内側には防湿フィルム(気密シート)を施工します。 これは室内の湿気が断熱材内部に侵入するのを防ぎ、断熱性能の低下や壁内結露の発生を抑制するための重要な工程です。 適切な防湿処理を施すことで、住まいの耐久性と快適性を高めています。
気密フィルムでしっかり養生を行った後、壁に石膏ボードを貼り、クロス(壁紙)を施工して仕上げました。
断熱施工後、専用のサーモグラフィーカメラを用いて室内の温度分布を確認した結果、施工前と比較して明らかな温度差の改善が見られました。 断熱性能の向上により、室内環境が大幅に快適になったことが確認できます。
完成
施工後: 断熱の工事が終わりました! 室内の体感温度も下がり、一年中快適にすごせるお部屋になりました。 今回のような断熱工事と同時に、お住まいの耐震補強をおこなうなど、さまざまな施工のバリエーションも 御提案可能ですので、お気軽にご相談ください
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都小金井市 |
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物件種別 | 一戸建て |
構造(工法) | 木造 |
工事の内容 | 夏は熱が伝わりにくく冬は暖かい一軒家のお宅の断熱工事 |
施工期間 | 2日 |
費用 価格 (約) | 約61万円(税抜き) |