お客様の増築のご依頼に応え、屋根と外壁の断熱リフォームと共に2階ベランダの設置を行いました。この記事では、その施工過程とベランダに関する豆知識をご紹介します。
施工前
家族構成の変化からもう少し広い家にしたいと、増築のご相談をいただきました。増築は大がかりなリフォームなので、ついでにと屋根と外壁の断熱リフォームを行うとともに、ベランダを設置することになりました。ここでは、ベランダの設置の様子をご紹介します。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
2階から出られるベランダが欲しいとのご希望で、1階屋根の上部にぐるりとベランダを設置します。遠くから見たところです。ベランダの土台となる部分が1階屋根の上に見えています。
まずは土台を作り、床面を作っていきます。ベランダは簡単に取り替えることのできないものなので、腐りにくくメンテナンスの少なくて済む材料を用意しました。
周囲からは見えにくい方が良いというご希望でしたので、ベランダには目隠しフェンスを作ります。そのための柱を立てていきます。
立てた柱に目隠しとなる木材を横向きに打ちつけていきます。
目隠しフェンスができあがりました。細めの木で少しずつ空間を開けて施工したので、外からは見えづらく、でも光は入るといった具合です。
完成
できあがったベランダを塗装して、完成です。色数を抑えて、スタイリッシュな外観に仕上がりました。
本件では、増築、屋根の葺き替え&形変更&断熱施工、外壁断熱施工、ベランダの増設と大がかりなリフォームを行いました。増築を除けば、足場の必要なリフォームをまとめて行うことでコストダウンをはかっています。上手にまとめてリフォームすることで、重複するコストは減らせるもの。リフォームを始める前にどうぞご検討ください。
これまでのリフォームの様子は、屋根の形変更と断熱/外壁断熱はこちらをご覧ください。
ベランダとバルコニーの違い
ベランダと似た意味で「バルコニー」という言葉がよく使われます。それぞれの違いはご存知ですか?また「テラス」や「ルーフバルコニー」なども「ベランダ」と間違えやすい言葉です。適切な用語を理解していただき、業者との打ち合わせでお役立てください。
ベランダ
住宅の外に張り出たスペースで屋根が付いている。
バルコニー
住宅の外に貼り出したスペースで屋根が付いていない。一般的に2階以上にある部分を指す。
テラス
リビングやダイニングと続き間のように床の高さを同じにして、外や庭に張りだした部分。屋根がないことが多い。
ルーフバルコニー
2階以上にある住宅の外に張り出たスペースで、1階の屋根の上に設置されたもの。
ベランダの素材選び
ベランダの材質は、それぞれによってコストや耐久性が異なります。スチール製はコストが低いですが、サビが生じやすい点に留意が必要です。通常、5年ごとにサビ止めの塗り替えが求められます。一方、アルミ製は価格が高めですが、耐久性と軽量性が高く、長期的に傷みにくい素材になります。サビを心配する必要がなく、メンテナンスが楽な点も大きなメリットです。その他には、ウッドデッキはベランダの床材として最適です。耐久性、見た目、メンテナンスの必要性を考慮して、天然木か人工樹脂のどちらかを選ぶことができます。
メンテナンス
ベランダの床面は、定期的な防水処理が不可欠です。雨漏りを防ぐだけでなく、長期的な損傷を避けるためにも重要です。
安全性
ベランダの柵は、落下事故を防ぐための規格があります。
手すりの設置高さは、110㎝以上が推奨されています。また、手すり子の幅は11㎝以下が推奨されています。
また、ベランダに室外機などの足がかりになるようなものを設置するときは、手すりから60㎝以上離すように推奨されています。
増築工事とみなされる際の注意点
ベランダを設置する工事をするとき、建築基準法上、設置したベランダが建築面積としてみなされる場合があります。増築工事としてみなされる場合は、建築確認申請が必要かどうか、建ぺい率や容積率が超過していないかを事前に確認する必要があります。
私たちリフォーム会社では、お客様一人ひとりのニーズに合わせた最適なリフォームプランをご提供します。無料見積もりや相談をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。ベランダのリフォームや増築の際は、ぜひ当社にお任せください。
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都東久留米市 |
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物件種別 | 一戸建て |
構造(工法) | 木造 |
工事の内容 | ベランダの増設工事 |
施工期間 | |
費用 価格 (約) |