【バリアフリー工事】昇降式の洗面台にリフォーム

洗面台を車いすでも使用できるものにリフォームしたいとご連絡をいただきました。今あるものでは高すぎて車いすだと使用しにくいとのことです。しかし、現在のものと同等の高さでないと使用しにくい人もいるため、高さを変えることのできる洗面台にすることはできないか、とのご相談。車いすでも、そうでなくても一緒に使える昇降式の洗面台にリフォームします。

施工前

広い洗面台ですが、下部に収納のあるものが据え付けられていました。車いすで使用する場合には、洗面台下に足を入れることができなければなりません。現状のものを取りはずし、新しいものを設置することになりました。
購入して20年近くたつマンションの一室でのリフォームです。

リフォームの様子を段階を追ってご紹介

もともとの洗面台です。洗面台右側には埋込の収納が、左側には扉のついた収納が設置されています。今回は右側の収納は取りはずして新しいものに変えますが、左側のものはメンテナンスをしてそのまま使用します。

古い洗面台を取りはずしました。下部の給排水管がむき出しになっています。新しい洗面台を設置するため、給排水管のメンテナンスも行います。

壁紙と床（見えませんが天井も）がきれいになり、給排水管が新しくなりました。また、上部に見える二つの金具は、洗面台を設置するためのもの。昇降させるための器具になります。

洗面台の設置の前に、右側の棚の設置です。これまで洗面台下部に収納していたものを、縦長の収納に移動します。車いすでも手が届くよう、下の方に大きめの収納があるものをお選びいただきました。

収納を設置してから、洗面台を取り付けました。

洗面台下の縦に取り付けられたレールで、洗面台の高さが変わります。これにより、立って使う方も、車いすで使う方も、自分のよい高さに調節することができます。

完成

壁・床・天井のクロス張替えとともに、昇降式の洗面台が設置されました。洗面台下部の収納は、洗面台の右手へと移動です。ご家族がストレスなく使用できる洗面台へのリフォームの完了です。 生活スタイルの変化とともに、家のスタイルのリフォームが必要になることがあります。ストレスを抱えながら住み続けるよりも、いかにストレスを解消するかを考えてみてもよいかもしれません。

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