家の中にあるキッチンやトイレ・浴室に割れやヒビなどがあればすぐ目について気づきますが、屋根の劣化は調べなければわからないものです。 屋根材には塗装が施されており、塗膜の防水効果によって雨水の侵入などを防いでいます。しかし、毎日紫外線や風雨にさらされて過酷な環境にある屋根は、少しずつ劣化していき築10年~15年経つと防水機能が失われてしまうといわれます。 防水機能がなければ、風雨によって家の中に雨水が侵入し、建材や土台までもが腐食してしまいます。大切な家を守り、長持ちさせるためには、屋根もメンテナンスが必要です。
屋根材の種類
屋根材は、大きく分けるとスレート系、セメント系、粘度系、金属系の4つのタイプに分けられます。
スレート系
スレートとは粘板岩という天然素材と、それを模して作った人工スレートの総称です。いずれも屋根材として使う場合には表面が塗装されています。 人工スレートとしては、原料別に石綿スレート、無石綿スレート、セメントスレートなどがあります。昔は石綿スレートが主流だったもののアスベスト問題があったことから、現在は無石綿スレートとなっています。ほとんどが塗料によって着色してあり、化粧スレートと呼ばれています。塗装がしてあるため、経年劣化で色あせします。
セメント系
セメントが原料の屋根材です。粘土系の日本瓦と比較すると軽いのがメリット。重量は和瓦と同じく重いため耐震には向いていません。 和瓦よりも金額は安いです。耐久性を高めるために塗装を施し、定期的なメンテナンス(塗り替え)をして、瓦を守る必要があります。
粘土系
昔から日本人に馴染み深い和瓦(日本瓦)という屋根材です。粘土を瓦の形に成形し、高温で焼き上げたもの。耐久性が非常に優れた屋根材です。 欠点としては、耐候性・耐久性は高いのですが、屋根材としては重い素材のため、地震時には軽い屋根に比べ頭がより強い力で振られてしまい家の柱や梁、壁、基礎に多くの力が加わります。重量が重い素材程、家の地震強度が弱くなってしまいます。
また地震や台風の衝撃で落下してしまった場合はとても危険です。 粘土系は塗装が不要なため、定期的なメンテナンスは必要ありません。 しかし粘土系の屋根が落ちてしまったり古くなってどうしても嫌だという場合は、葺き替えしかありません。和瓦から和瓦への葺き替え工事は、熟練の技が必要なるため施工費も高額になる場合があります。
金属系
金属系の屋根材は、文字通り金属でできた瓦です。主に使われる金属としては、アルミニウム、鉄、銅、ステンレスなどがあります。瓦のように成形したり平型にすることも可能です。 金属瓦の特徴は、軽量であることです。軽量なので家自体に負担が少なく重量は粘土系の6~10分の1ほどです。重量のある和瓦や粘土瓦に比べて軽いために家の構造にかかる負担は減りますので和瓦を金属屋根に変更するだけでも地震に強い家になります。わざわざ耐震補強をしなくても瓦を金属屋根に交換するリフォーム工事をすることで耐震補強をしたと同じ効果があると言えます。
そして釘でしっかりと止まっているので地震等で落下する恐れもなく安心です。重量の軽い屋根のメリットを生かし、既存屋根の上からそのまま金属屋根を取り付けるカバー工法も可能になります。 金属なので古くなってくると錆びが発生する場合があります。鳥や猫などが歩く音が響いたり、太陽熱を吸収しやすいので断熱材が必要になる点がデメリットです。 近年では、断熱材付きの成形品も出回っております。素材は亜鉛とアルミの合金であるガルバリウム鋼板が主流です。
無料で屋根診断
2階の天井や押入の天井に雨のシミがあるなど、屋根廻りにご不安がある場合、屋根の点検が不可欠です。しかしご自分で屋根に上がることは大変危険です。幸いにして、他の建物からご自宅の屋根が見える場合はチェックしてみてください。 しかし、無理な場合はクローバーホームにご連絡ください。 点検は無料でさせていただきます。
無料点検項目
- 屋根上の調査
- 屋根仕上げ、下地、板金、雨樋等の劣化具合
- ひび割れ、剥がれなどの有無
お客様の前で写真撮影し、その場でご確認いただきながらご説明いたします。
屋根診断項目
屋根材別に、下記の症状・不満がないかをチェックしていきます。
金属系屋根(トタン ガルバリウムなど)
- 屋根の一部が錆びている。
- 屋根に全体的な錆びが見られる。
- 塗料が剥がれている部分がある。
- 屋根材が浮いたり、波うったりしている。
- 屋根全体が色あせていて変色している。
- 屋根材を手で触ると白い粉が付く。(チョーキング)
- 雨の時や強風時に金属音がし、屋根材が飛びそう。
- 釘が抜けていたり、抜けそうになったりしている。
スレート系屋根(カラーベスト、コロニアル)
- 釘が抜けていたり、抜けそうになったりしている。
- 屋根材が剥がれて下地が出てきている。
- 屋根全体の塗装の剥がれ、変色がある。
- 軒先や棟板金が飛びそう、または錆びがある。
- 屋根材の表面にコケやカビが発生している。
- 屋根材の一部が色あせしており変色が目立つ。
- 屋根材がひび割れてたり、割れてしまっている。
- 屋根材を手で触ると白い粉が付く。(チョーキング)
- 屋根材が浮いたり、波打ったりしている。
瓦系屋根(セメント瓦、モニエル瓦含む)
- 瓦が割れている。
- 瓦がズレている。
当てはまる項目があったらメンテンナスが必要です。 悪質な訪問販売の業者にはお気をつけください。
クローバーホームの屋根のリフォーム情報サイト
「屋根リフォーム.net」
屋根のリフォームに役立つ情報をまとめておりますので、是非こちらも参考になさってください。
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