部屋の断熱工事事例をご紹介します。以前に、こちらのお宅では床下と天井裏の断熱工事をさせていただきました(ネズミやハクビシンが屋根裏や床下に住んでいて、その駆除も行いました)。
お施主様は断熱についてご自身でも調べられている熱心な方で、今回は2階の寝室の壁を断熱工事して、夏の暑さを改善するのがテーマです。
なお2017年7月現在、断熱工事には補助金が出ています。
補助金取得のサポートをいたしますのでお気軽にクローバーホームまでお問い合わせください。
施工前
お客様のご自宅はこんな感じです。
断熱工事を行ったのは夏の真っ只中でした。断熱処理が甘いと、太陽の熱がダイレクトに部屋に届いてしまいます。
断熱の基本は、家全体をすっぽり包み込むことですが、ご予算もあります。今回は夏の西日を何とかしたいと切望される、西側寝室を重点的に対策することにしました。
何度かに分けて断熱工事を行って最終的に家全体を断熱材で包み込む事ができたら、100%の効果を期待できるようになります。ご予算に合わせて部分的な断熱工事もよいかと思います。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
お客様のお部屋の壁をはがしてみると、こんな感じでした。
銀色に見えるところが、元々入っている断熱材です。一応、新品の状態だと5cmほどの厚さがありそうな断熱材ですが、全然熱を遮断できてないのであまり性能が良くないようです。
断熱に対して認知がされていない時代に建てられた古い住宅は、断熱材自体が無い場合や、断熱材が施工されていてもただ押し込んであるのみというケースがたくさんあります。隙間が多く断熱効果は無いに等しいという家がとても多いです。
2階全部の壁を断熱するのが理想ですが、今回は寝室の壁 南と西を施工することにしました。
研究熱心なお施主様で、断熱材についてもとても興味を持ってくださっています。ご説明はしっかりと。発泡系の断熱材、グラスウールの施工費や性能についてご説明をしましてグラスウールに決定しました。
今回使う断熱材は、弊社も絶大の信頼をおいているアイテムです。自信を持ってお薦めしています。本当に性能が高いです。厚さは10cmあり「16k」という種類です。この「k」というのは密度の単位で「kg/m3」のことです。密度が高いほど空気を動かさないため、断熱性能が高くなります。今回使う断熱材は16kですが、素材のグレードが高いため24k相当の性能があります。
窓の上と下に新しい色の「木」が見えると思いますが、これを間柱(まばしら)と言います。今回のリフォームで、断熱材を入れる前に、この間柱を入れる工事をしています。目的は壁と断熱材を挟み込んで固定するためです。
間柱の間に隙間なく配置していきます。
断熱材が入ったら、ビニールを被せます。
ビニールをかぶせるのは室内の湿度が断熱材に届かないようにするためです。こうすることで結露防止にもなります。
株式会社クローバーホームの断熱工事はミリ単位で隙間をなくします。断熱材も高性能グラスウールを使用して、断熱の工事を施工したところについては、間違いなく性能を発揮させます。
ビニールをかぶせたら壁を貼ってクロスして終了です。
ちなみに、クローバーホームが使用している断熱材はパラマウント硝子工業の「太陽サン」です。上でもご紹介しましたが、断熱材を充填した後、ビニールを別張りするタイプです。ビニールでくるまれていない為に、充填の欠損があった場合見えますので、充填の漏れなく施工できます。
⇒ パラマウント硝子工業 太陽サン
クロバーホームの断熱工事についてはコチラでもお話しています。
⇒ 断熱・省エネ・ エコリフォーム
完成
さて、それでは断熱処理をすることで、部屋の状況がどのように変わったのか見てみましょう。専用のサーモカメラを使って部屋の温度差を見てみます。
左上の温度の数値は無視して下さい。あくまでモニタ内の温度のムラをチェックすることが目的です。高性能の断熱材を隙間なく入れることで温度のムラが無くなっていることがサーモカメラの画像からお分かりいただけると思います。
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都小金井市 |
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物件種別 | 一戸建て |
構造(工法) | 木造2階建て |
工事の内容 | 部屋の西壁 南壁の断熱工事 |
施工期間 | 4日間 |
費用 価格 (約) | 20万円 |