リビングと6畳の和室が続いているマンションで、和室をフローリングにして広めのリビングにしたいとご連絡をいただきました。同時に、壁と天井のクロスの張り替え、押入れをクローゼットに変更したいとご希望です。
施工前
リビング横には和室が続いていましたが、広いリビングで過ごしたいと、フローリングへのリフォームをご依頼いただきました。フローリングに合うよう、押入れもクローゼットへと模様替えです。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
和室押入れの引き違いの襖は撤去し、クローゼット用の両開き折戸に付け替えます。押入の上段と天袋の中桟は撤去し、天袋の襖部分の開口部はボードを貼って壁を造りました。内部は出幅を抑えた枕棚を設置することで上部も収納として活用できるようにします。
畳を撤去したところです。荒床が見えています。このままの寸法ではフローリングを張るには深すぎるので、下地を組んで高さ調整をします。フローリング材の下に捨て貼りの合板を張ります。それでも高さの差があるので木枠を組み下地調整した後フローリングを張ります。天井と壁はクロスを張り替えます。
クローゼットは両開き折れ戸でスペースを有効活用します。内部には洋服を掛けるためのハンガーパイプを設置しました。引き違いの襖の枠は白く塗装してクローゼットの枠として使用しました。上部の枠は撤去してボードを貼りクロスで仕上げたので、以前天袋の枠があった痕跡はありません。
新しい床を施工しました。お選びいただいたのは、オトユカフロア45のミューズホワイト。厚さは13.5mmです。階下への物音が伝わりにくい遮音材が貼られていて、軽量床衝撃音遮断性能LL-45を実現した防音フロアです。クロスは壁RP112、天井RP169。白で統一された、清潔感のある選択です。
リビング・和室の工事と合わせて、廊下のフローリングの張り替えも行いました。もともとはダークブラウンの床でした。
完成
新しい床は和室と同様のミューズホワイト。廊下・リビング・和室と同じ床材を施工したので、統一感あるデザインです。幅木も白に変更しました。幅木の色は以前は暗めの色が一般的でしたが、最近は壁や床の色となじませた薄い色を選ばれる方も多くいらっしゃいます。特に今回は床材がホワイト系なので、幅木は白になりました。ドアなどの扉の枠は元のダークブラウンですが、メリハリのきいたイメージになり、以前に比べて明るい雰囲気に生まれ変わりました。リフォームでは元の木枠の色と新しいクロスや床材の色との取り合い、さらに幅木の色が重なり、新築にはない複雑なコーディネートになります。イメージの色の部材やクロスを実際に置いてみるなどするとイメージが確認できますね。
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都八王子市 |
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物件種別 | マンション |
構造(工法) | 鉄筋コンクリート造 |
工事の内容 | 内装リフォーム |
施工期間 | 2-3週間 |
費用 価格 (約) | 130万円- |