家を建てたときに同時につくったウッドデッキをつくり直したいと、以前エクステリア(外構)のリフォームでお世話になったお客様からご連絡をいただきました。拝見すると、なるほど古びてきています。お客様がおっしゃるには、部分的にふかふかしたところがあるので、根太が腐っているのではないか、とのこと。既存のウッドデッキをすべて撤去し、新しいウッドデッキにリフォームすることになりました。
施工前
リビングからすぐに出られる2坪以上の広いウッドデッキですが、すでに色があせ、素足では歩けず、くつろぎにくいスペースになっていました。そこで、新しいウッドデッキにつくり直して、もう一度家族の憩いの場にしたいと吉祥寺に住むお客様からご連絡いただきました。今度はより耐久性の高いウッドデッキにしたいと、ハードウッドでの制作をご希望です。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
まずは既存のウッドデッキを解体していきます。デッキの床板を外したところ、その下にある根太や大引き、束柱などはもうボロボロです。
解体している途中で、シロアリの巣を発見しました。このウッドデッキは、シロアリの食害にあっていたので、ボロボロになっていたのです。 もしもこのシロアリが家に入り込んでいたら、家自体も食い荒らされ、倒壊の危険があります。すぐにお客様にお伝えし、家のシロアリ点検の手配を行いました。点検では、ご自宅内の点検口から床下に潜り、シロアリの有無を確認します。家自体の大きな被害は見つからなかったので、その後、防蟻処理を半日~一日かけて行いました。防蟻処理に使用する薬剤は5年ほどで効果が薄れます。5年おきに防蟻処理を施すことで、シロアリに強い家にすることができます。
古いウッドデッキの解体が終わり、残材が残されています。これをすべて撤去し、清掃してから、新しいウッドデッキの組み立てです。
完成
新しいウッドデッキが完成しました。今度はシロアリの被害にあいにくい、ハードウッドのウッドデッキです。もともとのウッドデッキにあった階段も再現しているので、ご家族の使用感は以前とあまり変わりません。濃い茶色のウォルナットで仕上げたので、家全体が落ち着いて見えます。
シロアリの被害にあっていたということは、お客様にとって意外な事実でした。しかし、ウッドデッキの被害にとどまるこの段階で発見できたことは幸運です。家まで侵食されていたら……と考えると恐ろしくなります。お客様には5年後、また防蟻工事を行うことをお勧めしています。
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都 |
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物件種別 | 一戸建て |
構造(工法) | 木造 |
工事の内容 | ウッドデッキのリフォーム、防蟻処理 |
施工期間 | ウッドデッキ4-5日/防蟻処理1-2日 |
費用 価格 (約) | 55万円-(防蟻処理費含む) |