お客様から和室窓の結露と壁のカビに困っているのでリフォームしたいとご相談を受け、和室から洋室への改装をご提案いたしました。
外部に面している壁が2面あるので、これらに断熱工事を行い、畳をフローリングに変更いたします。また、窓は複層ガラスに替え、壁仕上げは湿度調整に優れた珪藻土仕上げといたします。こうした工事を行うことで、お部屋の快適さを向上させるとともに、今後の結露やカビの発生を防ぐことができます。
施工前
北側の和室6畳のお部屋です。こちらのお部屋は、窓用エアコンを使用しており、また2方向が外壁に接している配置です。結露もしていて、壁から床、部屋全体に湿気が伝わりカビが発生してしまっています。これはただカビ取りをすれば解決するという問題ではなく、根本的な部分から湿気対策を行い、今後カビを発生させない部屋作りを目指していかなければいけません。
リフォームの様子を段階を追ってご紹介
カビを根本的に取り除くには、カビが繁殖しにくい環境を作ることが重要です。その方法の一つが、壁の断熱施工です。壁に断熱処理を施し、結露を防止することで防カビ効果を高めるのです。
写真は、既存のボードを撤去し、防カビの処理をした下地にしっかりと断熱材を敷設したところです。この後、下地処理を行ってから、珪藻土で仕上げました。珪藻土壁は、湿度調整に大変優れています。
更に、窓は複層サッシへと交換しました。窓の結露防止もまた、防湿・防カビに大変効果的です。
今回は、湿気により比較的カビが繁殖しやすい畳のお部屋を、思い切ってフローリング敷の洋室へとリフォームしました。それに伴い、押し入れだった部分をクローゼットに改装していきます。
襖を撤去し、新しく直した収納部分との仕切りはお客様のご要望により、簡易にカーテンで仕上げることにしました。
完成
カビ、湿気対策として断熱工事を中心としたリフォームを実施しました。
まず窓用エアコン周囲の壁の結露がカビの大きな原因となっていたため、窓用エアコンの使用を中止し、その周りを密閉して壁に変更しました。そして根本的な湿気対策として、外と接している壁に断熱工事を施し、窓を複層ガラスのものに変更して窓枠の修繕も行いました。部屋自体を洋室にすることで、カビに弱い畳を無くし、壁の仕上げを珪藻土にすることで、湿度調整に優れた部屋へと生まれ変わりました。
今回の工事は、湿気とカビに困っているというご相談から始まりました。ただカビ取りをする、表面をきれいに作り直すだけでは、いずれまた同じことに悩まれることとなってしまいます。私たちクローバーホームでは、ただご依頼のリフォームをこなすだけではなく、お客様のお悩みを共に解決するお手伝いができたらと考えております。
例えば、在来工法の浴室からユニットバスへのリフォームの際に、一緒に耐震補強をするご提案であったり、部屋の内装をなおすついでに電磁波対策を行うご提案であったり。クローバーホームは、そういったプラスワンのご提案をできる会社であり続けたいのです。ひとつひとつの工事を別々に依頼するよりも、一緒に行う方が費用を抑えることもできますし、ご自身が今まであまり気にしていなかったような潜在的なご希望に気付くきっかけにもなり得ます。
もし、お住まいについて気になることや心配なこと、こうしてみたいなどのご希望があれば、ぜひ私たちにお気軽にご相談下さい。
データで見る 施工事例
リフォーム地域 | 東京都東久留米市 |
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物件種別 | マンション |
構造(工法) | 鉄骨造 |
工事の内容 | 和室 |
施工期間 | 一週間 |
費用 価格 (約) | 97万円 |