住宅街でよく目にするおなじみのブロック塀ですが、「何に気をつけてブロック塀を点検・修理したらいいか分からない」といったお悩みを抱えている方もいらっしゃるかと思います。
ブロック塀リフォームについての基本的な知識を深めていただくことで、メリットやリフォームの注意点、目安費用といったことを理解し、ご自宅の改善・グレードアップを計画していただけます。
この記事では、株式会社CloverHomeのブロック塀リフォームについて、リフォームの説明に始まり、メリットや注意点、施工タイミング、目安費用など順を追ってご紹介させていただきます。ぜひ記事の内容を読み、リフォームを行う際の参考にしてください。
ブロック塀リフォームとは
ブロック塀とは、石材などで作られた直方系のブロックを積み上げて仕上げる塀のことです。
ブロック塀リフォームは、劣化したブロックを新しくしたり、解体、補修、塗装をする工事です。コンクリートブロックなどの頑丈なものでも劣化し、最悪の場合倒壊してしまいます。それを防ぐために、ブロック塀のリフォームを行い定期的に点検や補修を行う必要があります。
ブロック塀のリフォームを行う際は、ぜひ一度クローバーホームまでご相談ください。
ブロック塀の4つのメリット
ブロック塀には様々なメリットがあります。これから紹介するメリットを参考にブロック塀を設置するか検討してみてください。
- プライバシーを保護できる
- 防犯性能が向上する
- 防火性が向上する
- 手入れが簡単にできる
それではひとつずつ見ていきましょう。
1.プライバシーを保護できる
ブロック塀を目線の高さに設置することでプライバシーを守ることができます。
例えば、家の中を見えないように隠したり、洗濯ものを外から見られないようにすることができます。
そのため、ブロック塀を設置することでプライバシーを守り安心して日々を過ごすことが可能です。
また、ブロック塀を置くことで、自分の敷地の境界線をはっきりさせることも可能です。
住宅が密集している場所では、自分の敷地がどこまでかわかりづらい場合があります。そういう場合に、ブロック塀があれば自分と隣家の敷地を明確にすることができます。
2.防犯性能が向上する
他にも、目線の高さ程度にブロック塀を設置することで、侵入されにくくなるという点もメリットの一つです。
ブロック塀があることで、空き巣などが侵入しようとする際に塀を登ることが難しくて諦める可能性が高くなります。そもそも、高い塀があるだけで空き巣が入る気を無くさせて標的にされにくくなる効果もあります。
そのため、防犯性能を高めたい場合は隙間がないブロック塀を設置するようにしましょう。
3.防火性が向上する
ブロック塀には、防火性や防音性が高いという利点もあります。
また、耐久性にも優れているので地震や火災にも強い塀です。事故や災害などがなければ30年程使い続けることが可能です。
さらに、万が一車が家に衝突してもブロック塀があれば被害を抑え住宅を守ることもできます。
4.手入れが簡単にできる
ブロック塀は手入れを簡単に行うこともできます。
ブロック塀はメンテナンスフリーといわれるほど耐久性に優れており手入れが簡単です。基本的にメンテナンス方法は水で洗い流すだけです。
ただ、中にはこすったり水を流したりするだけでは落ちない頑固な汚れもあります。そういった頑固な汚れには、高圧洗浄機を使うとしっかり洗い落とすことができます。
もし、汚れがひどい場合には、業者に頼んで清掃してもらうようにしましょう。
ブロック塀リフォームの2つの注意点
ブロック塀にはいくつか注意点が存在し、それを理解することでリフォームを成功させやすくなります。
- 塀の高さに注意する
- ブロック塀の所有権を確認する
それではひとつずつ見ていきましょう。
1.塀の高さに注意する
ブロック塀を設置する際に必要以上に高くしないようにしましょう。
ブロック塀を高くすることでプライバシーを守ることができますが、高すぎると地震や強風などの影響をかなり受けやすくなります。
また、高すぎると重くなってしまい、ブロック塀が傾きやすくなり倒壊してしまう可能性があるため危険です。
他にも、塀が必要以上に高いとかえって空き巣などに侵入されやすくなるリスクが高くなります。塀が高すぎると空き巣が身を隠しやすくなってしまうため、周りにばれずに侵入されやすくなります。
そのため、ブロック塀を設置したり増築したりする場合は、高くしすぎないように注意しましょう。
2.ブロック塀の所有権を確認する
リフォームをする前に、ブロック塀の所有権が自分にあるのか確認するようにしましょう。
基本的にブロック塀は、設置した人が所有権を持っています。所有権が自分にある場合は、自由にリフォームすることが可能ですが、隣人にブロック塀の所有権がある場合は、相手の同意なしにリフォームを行うことはできません。また、前の住人と隣人が資金を出し合いブロック塀を設置する場合もあります。その場合ブロック塀は、双方の共有財産になります。
例えば、中古住宅や土地購入し、前の住人と隣人が設置した塀がすでにある場合、所有権が引き継がれるためブロック塀は自分と隣人の共有財産になります。共有財産の場合はリフォームを行うのに双方の同意が必要です。ただ、塀が倒壊するなどの危険がある場合は単独で修理を行うことができます。
また、隣人と共同でブロック塀を新設する場合は、売却や相続する際のトラブルを防ぐために必ず合意書を作成するようにしましょう。
ブロック塀リフォームを行うべき5つのタイミング
耐久性の高いブロック塀といえど、経年劣化は起こり放っておくと倒壊する危険もあります。これから紹介する劣化症状が現れたら早急にリフォームを行うようにしましょう。
- 大きくひび割れている
- コケやカビが生えている
- 白華現象が発生している
- 鉄筋が見えている
- 塀が傾いている
それではひとつずつ見ていきましょう。
1.大きくひび割れている
ブロック塀に大きなひびが入っている場合、早急に補修することをおすすめします。広範囲にひび割れている状態だと、台風や地震が起きたとき倒壊する可能性があるため危険です。また、ひび割れから雨水などが侵入し、内部の経年劣化の原因にもなります。
さらに、ひびの幅が0.3mm以上なら内部の鉄筋も劣化している可能性がありますので、ブロック塀が大きくひび割れている状態なら早急にリフォームを行うようにしましょう。
2.コケやカビが生えている
コケやカビが生えていると最悪の場合内部が腐食する可能性があります。
コケやカビには内部の鉄筋が錆びることを防ぐ成分を打ち消して、耐腐食性を低下させる効果があります。放っておくと、どんどん内部の鉄筋が腐食していくため危険です。そのため、コケやカビを見つけたら丁寧に掃除して取り除くようにしましょう。
掃除する際は、カビ取りスプレーや高圧洗浄機を使用することもおすすめです。また、掃除をしても取り除けない場合は、業者に頼んで補修してもらうようにしましょう。
3.白華現象が発生している
白華現象(はっかげんしょう)とは、コンクリートの成分が溶け出してブロック塀の表面が白くなる状態の事です。
この現象自体がブロック塀に悪影響をおよぼすわけではありませんが、白華現象が現れたら、ブロック塀の強度が下がっている可能性があります。そのため、念のために業者に点検してもらうようにしましょう。
表面に出た白い汚れが気になる方は、ナイロン製ブラシで掃除すると取り除くことができます。
4.鉄筋が見えている
塀の内部の鉄筋部分が見えているならかなり劣化状態が進んでいる可能性があります。
ひび割れを放置していると、どんどん大きくなりやがて鉄筋が見える状態にまでなってしまいます。ここまで劣化していると、耐久性がかなり下がって倒壊する可能性があるため大変危険です。そのような場合、業者に頼んで補強か撤去して新しい物を設置するなどの対応をする必要があります。
また、自分で塀を修復することも可能ではありますが、しっかり補修できないとかえって倒壊するリスクが高くなります。従って、修復する際は必ず業者に依頼するようにしましょう。
5.塀が傾いている
塀が傾いていると倒壊する危険があるため早急にリフォームする必要があります。傾く原因は塀を高くし過ぎているか、中の鉄筋が劣化している可能性があります。
塀が倒壊するとそれに巻き込まれて自分や他の人が怪我をする可能性があるため大変危険です。塀が傾いてきたら早めにリフォームを行い、補強するか撤去して新しく立て直すようにしましょう。
DIYでブロック塀リフォーム
ブロック塀の設置工事やリフォームはDIYで行うことが可能ですがおすすめはできません。理由としては、ブロック塀の基礎の構築や高さ、鉄筋など設置方法が建築基準法によって細かく規定されている難易度の高い工事のためです。一見簡単に見えても、設置するには専門知識が必要となり、しっかりブロック塀を作り上げないと台風や地震で簡単に倒れてしまいます。
また、補修や補強に関しても同様に専門知識が必要になるため業者に頼むようにしましょう。もし、自分でブロック塀を作る場合は自宅の敷地内で低いものにすることをおすすめします。
ブロック塀リフォーム目安費用
ブロック塀のリフォームを行う際に、補助金を受け取れる制度が設けられている地域があります。リフォームする際は、補助金制度を利用することも検討してみてください。
- 目安費用
- 補助金
それではひとつずつ見ていきましょう。
目安費用
ブロック塀リフォームにかかる目安費用は以下となります。
撤去・解体 | 5,000~10,000円/平米 |
新設 :掘削工事 | 3,600~5,000円/立法メートル |
基礎工事 | 4,000~10,000円/m |
ブロック塀 | 9,000円~/平米 |
補修 | 13,000~20,000円/平米 |
塗装 高圧洗浄 | 200~300円 |
下地処理 | 1,000円~/平米 |
塗装 | 1,500円~/平米 |
もっと具体的な値段が知りたい方は、ぜひクローバーホームまでご連絡ください。
出典:リショップナビ ブロック塀のリフォーム費用を徹底解説!解体・補修・補強の場合は?
https://rehome-navi.com/articles/505
補助金
地域によっては、ブロック塀の撤去などのリフォームで補助金制度が設けられています。
例えば、兵庫県にある神戸市では、地震に強いまちづくりを推進するために、倒壊する危険のあるブロック塀の撤去を行う際に補助金を受け取ることができる制度が設けられています。この制度の補助金を受け取れる条件は以下の通りです。
- 神戸市内に設置されており、不特定多数の往来がある道又は公園等に面している
- 高さが80センチメートル以上ある
- 危険なブロック塀等である
※1から3の条件をすべて満たす必要があります。
また、補助金額は上限で30万円(1,000円未満の端数がある場合は切り捨て)です。支給される額は以下のどちらか低い金額の方になります。
- 補助対象となる塀の長さ(メートル)×1万円
- 補助対象経費(撤去にかかる費用※税込)×3分の2
※補助事業者が法人の場合は、補助対象経費に消費税及び地方消費税に相当する額は含みません。
その他、諸条件が規定されているため、補助金を申請する場合は事前にすまいるネットまで相談するようにしましょう。
出典:神戸市市役所 危険ブロック塀等の撤去助成
https://www.city.kobe.lg.jp/a31423/shise/kekaku/kenchikujutakukyoku/policy/taishinkasokushin/blockbe.html
クローバーホームのブロック塀リフォーム
クローバーホームでは、門扉やブロックを積んでフェンスを設ける工事、タイル張り、レンガ工事、石工事などさまざまな住宅の外構工事を行っています。
ブロック工事の場合、かかる費用は現地の状況によって大きく異なります。概ねでいいますと、お見積には使用するブロックのタイプ(化粧ブロック・耐震ブロックなど)、既存ブロックの撤去が必要かどうか、耐震補強のため必須の鉄筋、材料搬入費などの項目があります。
現況によってかかる費用は変わりますので、まずは現地調査をさせていただき、明確なお見積をお出しします。何が必要で、それぞれいくらかかるのかをしっかりとご説明しますので、お気軽にご相談ください。
ブロック塀リフォームまとめ
ブロック塀リフォームの説明から、施工メリットや注意点、目安費用、クローバーホームのリフォームまで御覧いただきました。
お客様の中で具体的にブロックリフォームのプランが決まりましたら、ぜひ株式会社CloverHomeにご相談ください。経験豊富なスタッフが、お客様のご希望やご予算に合わせて、最高なプランをご提供いたします。CloverHomeではブロック塀だけでなく、住まいに関する総合的なリフォームを取り扱っておりますので、ブロック塀リフォーム以外の施工もお任せください。
他にも、今回ご紹介いたしましたブロック塀リフォームのポイントについてもご参考になさってください。
- ブロック塀を設置する際は高くしすぎないようにする
- ブロック塀をリフォームする場合は所有権が自分にあるか確認する
- ブロック塀に大きなひびが入っていたり、中の鉄筋が見えている場合は早急にリフォームを行う
これらの項目をご留意いただきながらブロック塀リフォームを進めることで、お客様のプランを叶えることができます。お客様の理想のブロック塀リフォームに向けて、私たちがしっかりとお手伝いさせていただきます。