シロアリ対策・白蟻駆除

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「シロアリ被害を受けると家はどうなるのか」「シロアリはどこに潜んでいるのか分からない」といったお悩みを抱えている方もいらっしゃるかと思います。
シロアリ駆除について基本的な知識を深めていただくことで、ご自宅の改善・保全を計画していただけます。
この記事では、株式会社CloverHomeのシロアリ駆除について、シロアリの種類や生態に始まり、被害、駆除方法など順を追ってご紹介させていただきます。ぜひ記事の内容を読み、シロアリ駆除を行う際の参考にしてください。

シロアリとは

シロアリはアリではなくゴキブリの仲間で、紫外線に弱く土の中を移動して暮らしています。
ほとんどのシロアリは土壌改良に貢献している益虫が多いのですが、「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」「カンザイシロアリ」という3種類の虫が主に住宅に被害を与えています。

ヤマトシロアリ

日本でシロアリによる住宅被害の約9割以上はこのヤマトシロアリが原因です。
国土交通省の調査によると、被害に遭った住宅1,820棟のうち、1,674棟がヤマトシロアリの仕業だったそうです。このことからもかなり数が多く、日本中に生息していることが分かります。
ヤマトシロアリは水分を多く含む環境を好むため、以下のような場所に多く発生します。

  • 床下
  • 玄関
  • 浴室
  • トイレ
  • キッチン

毎年4月~5月は、羽アリが繁殖のために発生し、主に午前10時~お昼前に出没します。
そのため、その時期、時間帯にシロアリではなく羽アリが住宅に発生している場合も注意が必要です。

出典:国土交通省補助事業 シロアリ被害実態調査報告書
https://www.i-ecoup.com/wp-content/uploads/2015/11/shiroarireport.pdf

イエシロアリ

イエシロアリは、西日本などの暖かい場所に多く生息しており、様々な場所に巣を作る習性を持っています。
このシロアリは、水を運ぶ能力に長けており、湿気のない場所にも巣を作って活動することが可能です。そのため、ヤマトシロアリよりも広範囲に、被害をもたらす危険性があります。
また、巣の中に生息している数も他のものよりも多く、100万匹に達することもあります。
羽アリが出没する時期も異なり、6月~7月の夕方から夜に活動するため注意が必要です。羽アリの体色にも違いがあり、ヤマトシロアリは黒色ですが、イエシロアリはこげ茶やオレンジといった色をしています。
もし、イエシロアリの被害に遭っていると発覚した場合は、早急に駆除するようにしましょう。

カンザイシロアリ

カンザイシロアリは、乾燥している木材でもエサとして食べる習性があり、予防していても被害に遭う可能性があります。
一般的にシロアリは、地中を潜って進みながら住宅へ侵入してきますが、カンザイシロアリは羽アリが飛んで直接入り込み、そのまま木材を食べてそこに巣を作ります。そのため、通常のシロアリ駆除の方法が通用しません。
カンザイシロアリは、木材内を食べながら移動していくため、狭い空間がいくつもできています。
その穴一つ一つに薬剤を浸透させるために、液体ではなくムース状のものを使用し、できるだけ長く木材内に留めるようにして駆除します。
カンザイシロアリの被害に遭っている場合は、自分で対処することは非常に困難なため、早急に業者に頼んで駆除してもらいましょう。

シロアリ被害

シロアリ被害には、初期症状と末期症状があります。今から紹介する症状が現れたら被害に遭っている可能性が高いため、業者に点検してもらうようにしましょう。

初期症状

シロアリ被害が起こると以下の症状が発生します。

  • 床がきしむ、へこむ
  • 扉や窓の建て付けが悪くなる
  • 床に木くずが落ちている
  • 壁や柱などをたたくと空洞音がする
  • 浴室の木材が変色している
  • 蟻道ができている

シロアリは、床下や風呂場など湿気を多く含む場所に発生しやすいため、そこの木材を食べて床がきしんだり、叩いたときに空洞音がするようになります。木材部分を食べた後、木くずが床などに落ちていることもあります。
他にも、シロアリが住宅に発生した証拠として蟻道(ぎどう)ができている場合もあります。蟻道とは、シロアリが移動するための通路のことです。
シロアリは、紫外線に弱いため、こういった土の中に通路を作って移動しています。
そのため、蟻道を見つけたら住宅の中にシロアリが発生している可能性が高いと思われます。

末期症状

末期症状になると、住宅がかなり損傷しており、最悪の場合倒壊する危険があります。
床下や柱などが食い尽くされて空洞化し、建物を支える力が低下している状態です。ここまでになると、再建しなければならない可能性もあり、高額の費用がかかります。
シロアリが住宅に入り込まないように、普段から予防するようにしましょう。

シロアリ駆除内容

シロアリの駆除内容についても紹介します。場所によって駆除方法や被害の受けやすさが異なります。

床下

床下の木材部分の内側にシロアリは潜んでおり、そこに薬剤を浸透させて駆除します。
木材部分に6㎜~8㎜ほどの穴を開け、そこから専用の薬剤を注入します。
被害が出ていない木材には、表面に薬剤を吹き付けます。被害のない木材は内部が空洞になっていないため、穴を開けて薬剤を注入しても浸透しません。
木材だけでなく、土壌にも薬剤を散布する必要があります。シロアリは地中を移動し住宅に入り込んでくるため、土壌全体に薬剤を撒くことで侵入することを防ぐことが可能です。
蟻道がある場合は、破壊して中に薬剤を注入して駆除します。
もしも、床下に入れない場所がシロアリの被害に遭っている場合は、近くの通気口から薬剤を散布して駆除するという方法もあります。

玄関

玄関や浴室には床下空間がなく、密閉しているため他の場所よりもシロアリ被害が多い箇所となっています。
まず、タイルの目地部分に6㎜ほど穴を開けて、コンクリートを貫通させます。穴は4~10程度開けて、そこに薬剤を流し込みモルタルで開けた穴を補修して完了です。
他にも玄関の扉が木製の場合、シロアリの被害を受けることがあります。特に床に埋まっている施工方法ならば、被害を受けやすい傾向にあります。
扉の根元部分に6㎜程度の穴を開けて、薬剤を流します。
注意点として、玄関のタイル部分にひび割れが発生している場合、水払いをしないようにしましょう。ひび割れから水が下の木材部分まで浸透し、湿度が高まりシロアリの被害を受けてしまいます。

浴室

こちらも玄関同様に、シロアリの被害を受けやすい場所となっています。
主に床下や壁内部分を中心に被害に遭うケースがほとんどです。
壁のタイルの目地部分に3㎜ほどの穴を柱の間隔に合わせて複数開けていきます。壁内は空洞となっているため、穴から木材部分に薬剤をしっかり浸透させます。
その後、穴をモルタルなどで補修し駆除完了です。壁以外にも、床や扉から薬剤を流す場合もあります。
ユニットバスの場合は、床下から施工をするため、壁に穴を開ける作業は行わないことがあります。

自分でできる4つのシロアリ対策

簡単なことなら自分でシロアリ対策をすることができます。ぜひこれから紹介することを参考にして、日頃から予防してみてください。

1.ダンボールを放置しない

屋外にダンボールを放置すると、シロアリが寄ってくることがあるため片付けておきましょう。
ダンボールは木材が使われていることが多いため、木材が好きなシロアリが食べにやってくる可能性があります。ゴキブリなど他の虫が寄り付く原因にもなります。
他にも、合板などの木材を放置しておくことも危険です。そのため、物置や建物に立てかけている木材は放置せず捨てるようにしましょう。
また、駐車場や外構の土間コンクリートの型枠が残っている場合、そちらも撤去しましょう。枠組みは木材で作られているため、シロアリが付いてくることも珍しくありません。

2.定期的に換気を行う

湿気がこもらないように定期的に換気を行う必要があります。
先ほども紹介しましたが、玄関と浴室はシロアリの被害に遭いやすい傾向にあります。
玄関を水洗いした際は、しっかり拭き取り乾燥をしっかりと行いましょう。ただ、玄関に水を流すことはシロアリの被害に遭うリスクを高めてしまうため、月に一回程度にすることをおすすめします。
浴室は換気扇をつけたり、窓を開けたりして常に換気するようにしましょう。
カビが生えていない状態ならばしっかりと換気できている証拠のため、それを維持することが重要です。換気扇のフィルター部分は定期的に掃除を行い、しっかりと機能するようにすることをおすすめします。

3.雨漏りしていないか確認する

雨漏りや水漏れには注意が必要です。雨漏りや水漏れを放置していると、木材部分が腐食してしまい、シロアリの被害に遭いやすくなります。
それだけでなく、住宅の強度が下がったり、漏電による火災が起こったりするため危険です。
雨漏りが起こっている場合は、天井に染みができていたり、壁の中から水の滴る音が聞こえたりします。
こういった症状が見られたら、すぐに業者に頼んで点検してもらうようにしましょう。また、雨漏りや水漏れしていないかの点検は、半年~1年に一回程度行うことをおすすめします。

4.外壁付近に物を置かない

外壁などに物を置くと、密閉性が高まり湿気が溜まりやすくなってしまいます。
そういった場所からシロアリは建物に侵入するため、なるべく外壁付近に物を置かないようにしましょう。また、コンクリート部分に換気口が付いている場合、そこに物を置いて塞がないようにしましょう。
換気口を塞いでしまうと、床下に湿気が溜まりシロアリが好む環境になってしまいます。物以外にも、雑草などが生い茂ると換気口を塞いでしまうこともあるため、定期的に刈り取って綺麗な状態にしておきましょう。
他にも、ウッドデッキの下に植木鉢などを置いている場合、そこにシロアリが住む危険があるため、できるだけ物は置かず風通しのいい状態にすることをおすすめします。

シロアリの巣の探し方

住宅がシロアリの被害に遭ったとき、建物内や周辺に巣を作っています。シロアリだけでなく、巣も駆除しなければ根本的な解決になりません。

ヤマトシロアリの巣

ヤマトシロアリは、食べた木材をそのまま巣として中に住む習性があります。そのため、床下や浴室など湿気が多く暗い場所に巣を作ることが多いです。
建物の外だと、ダンボールや古いウッドデッキなどに住むこともあります。また、ヤマトシロアリは水分を確保しやすい場所に巣を作ろうとするため、結露や雨漏りがひどい場所にも注意しなければなりません。
例えば、雨漏りしている場合、天井部分・壁内部・2階部分などにも巣を作る可能性があります。
ヤマトシロアリに食べられた木材部分が巣になってしまうため、放置しているとどんどんテリトリーを拡大して、どんどん数を増やしていきます。そのため、被害が出ているかもしれないと思ったらすぐに業者に点検してもらいましょう。

イエシロアリの巣

イエシロアリは、「本巣」と「分巣」という2種類の巣を作る習性があり、本巣は主に浴室の下の地中や大木の下に作ることが多い傾向にあります。
本巣には王と女王アリが住んでおり、安全な場所に強固な巣を作ります。住宅の中で一番被害に遭っている箇所に本巣がある可能性が高いです。
分巣は、ある程度大きく被害に遭っている箇所の周辺の壁や天井などにあります。
イエシロアリは、水分を運ぶことができるためどんなところにも巣を作ることが可能です。そのため、湿気の少ない天井や壁中にも生息していることがあります。
ただ、本巣が必ず住宅の中にあるとは限りません。例えば、住宅の周りに枯れた大木がある場合、そこに本巣を作っていることもあります。
巣を作っている場合は、大木にシロアリが食べた痕跡があります。

カンザイシロアリの巣

カンザイシロアリも、食べた木材の中に巣を作る習性があります。
ただ、他のシロアリと違う点は、蟻道を作らず直接飛んで家の中に侵入してきます。そのため、知らず知らずのうちに、様々な場所に被害がでているというケースも少なくありません。
他にも、カンザイシロアリは乾燥した木材も好んで食べるため、湿気がなくとも住宅が被害に遭うこともあります。
基本的に巣を見つける方法として、「糞口」という穴を探すことが挙げられます。カンザイシロアリは、木材を食べた後、糞を気の外に出すために小さな穴を作ります。
したがって、木材の付近に黄色い小さな粒が多く見られたら、そこに巣がある可能性が高いです。

シロアリ駆除悪徳業者に要注意

シロアリ駆除業者の中には一定数ですが詐欺を行う業者がいます。悪徳業者に騙されないように、特徴とよく使う手口について紹介します。

突然営業マンが訪問してくる

悪徳業者は、担当エリアの住宅を周り、インターホンを鳴らして突然訪問してきます。
その際、「今床下診断の無料キャンペーンをやってまして」などサービスを売りつけるために聞き心地のよい言葉を発してきます。
他にも「○○協会、○○ハウスから来ました」と実在してそうな団体名を出して自分たちの信憑性を高めようとする場合もあるため注意が必要です。
その場合、名乗った団体名をインターネットで調べたり、実在する団体ならそこに電話して事実確認をしたりして、絶対にその場で契約しないようにしましょう。

断りづらい状況を作ってくる

悪徳業者を家に上げてしまうと、あの手この手を使って高額商品を売りつけようとします。
無料で点検した後、床下の状況が想像よりも悪く、シロアリ駆除が必要などと嘘の情報でお客様の不安を煽り、契約を迫ってきます。その際「今なら10万円値下げします」と言って、値引きして契約を断りづらくするという悪徳な手口を使うことが多いです。
こういった手口を使ってその場で契約するように迫ってきますが、絶対に契約しないようにしてください。
もし契約してしまっても、クーリングオフという契約後8日以内であれば無条件で契約を破棄できる制度がありますので、すぐにこちらの制度を使うようにしましょう。

手抜き工事をする

通常シロアリ駆除には3~4時間ほどかかりますが、悪徳業者の場合1時間程度で終了するなど、手抜き工事を行ってくる場合があります。
また、施工が終わった後「一緒にこの部分も工事しましょう」と不必要な追加工事を契約しようとしてくるケースもあるため注意が必要です。
こういった場合でもクーリングオフ制度は適用されるため、追加費用を払わないようにしましょう。

施工後の定期点検を行わない

どの業者もシロアリ駆除を行った後の保証が付いており、期間中は無料で点検したり再発した際の対応などをしてくれたりします。
しかし、悪徳業者の場合、工事後に一切点検や対応をしないところもあります。
定期点検は、シロアリが発生していないか確認する大切な業務のため、それを行わないということは自分たちの利益ばかりでお客様のことを考えていないということです。そのため、工事後の定期点検を行わないかどうかも悪徳業者を見極める要素になります。

クローバーホームのシロアリ駆除

クローバーホームでは、一級建築士がシロアリ被害の調査から駆除、必要なリフォームまで一貫して行っています。
シロアリによる被害はほとんどが見えない床下から始まっています。見つけたときには被害が予想もしない規模に大きくなっている事もよくあるものです。
そのため、総合リフォーム会社として、白蟻駆除はもちろんのこと、白蟻発生の原因を特定して解決をし、後々まで安心してお住まいいただけるように取り組んでいます。
また、クローバーホームでは、白蟻駆除工事は1年間保証、定期的にお伺いして点検をしています。
シロアリ駆除を依頼する際は、ぜひクローバーホームまでご連絡ください。

シロアリ駆除まとめ

シロアリの生態や被害・駆除方法・巣の探し方・悪徳業者の手口・クローバーホームのシロアリ駆除について御覧いただきました。
お客様の中で点検してほしい箇所が見つかりましたら、ぜひ株式会社CloverHomeにご相談ください。
経験豊富なスタッフが、お客様のご希望やご予算に合わせて、最高なプランをご提供いたします。
また、株式会社CloverHomeはシロアリ駆除だけでなく、住まいに関する総合的なリフォームを取り扱っておりますので、シロアリ駆除以外の施工もお任せください。
他にも、今回ご紹介いたしましたシロアリに被害に遭った際に現れる症状についてもご参考になさってください。

  • 床がきしんだり、へこんだりする
  • 床に木くずがいくつも落ちている
  • 壁や柱部分をたたくと空洞音がする

これらの症状が現れましたら、早急に点検依頼を行うことをおすすめします。
お客様の住宅を守れるように、私たちがしっかりとお手伝いさせていただきます。

シロアリ対策・駆除 施工実績

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